2021年2月24日水曜日

8. 斎藤幸平著 『人新世の「資本論」』集英社新書

* ヒメオドリコソウ*
よく見れば可愛い花なんですが、とにかく強い!我が家の小さな庭を占領する勢い。近所の公園や、道端、どこにでも生えてくる。。でもまあ、春が来たよと教えてくれるんだと思えば、邪険にしないほうがいいですね。



* 4回目(2月20日)の投稿で、斎藤幸平さんへのインタビュー(東京新聞記事)を取り上げましたが、友人が図書館に借りに行ったら、その図書館では4部購入したのに、4部とも貸し出し中で、しかも最短で200数十人待ちとか。そんなに人気なんですね。私も買って読もうと思っていましたが、妹がすでに買ったということなので、彼女から借りることにしました。

* 各出版社でその社の広報誌というのか、小雑誌を出していますね。岩波の「図書」とか新潮社の「波」とか、私は筑摩書房の「ちくま」を定期購読しています。「ちくま」には、斎藤美奈子の「世の中ラボ」という連載が載っていて、3月号では、<資本主義を終わらせるための、新しいマルクス>と題して、3冊取り上げています。メインが斎藤幸平著『人新世の「資本論」』集英社新書。あとの2冊は白井聡著『武器としての「資本論」』東洋経済新報社と松尾匡著『左翼の逆襲ー社会破壊に屈しないための経済学』講談社現代新書。4ページに渡る力作!
以下はその冒頭部分。
* 斎藤幸平『人新世の「資本論」』が話題になっている。
  帯にも錚々たる面子の華々しい推薦文が踊っている。<斎藤はピケティを超えた。これぞ真の「21世紀の『資本論』」である。>(佐藤優)。<気候、マルクス、人新世。これらを横断する経済思想が、ついに出現したね。日本は、そんな才能を待っていた!>(松岡正剛)。<気候危機をとめ、生活を豊かにし、余暇を増やし、格差もなくなる、そんな社会が可能だとしたら(坂本龍一)。<資本主義を終わらせれば、豊かな社会がやってくる。だが、資本主義を止めなければ、歴史が終わる。常識を破る、衝撃の名著だ>(水野和夫)。各氏大絶賛!

〜以下略〜 まあ、そうそうたる人々が絶賛しているようだけれど、ともかく読んでみないことには、ですね。