2021年2月23日火曜日

7. 連日東京新聞とは!!!

 写真はスノーフレーク(スズランスイセン)

*ちょっと見にくいと思いますが、可愛い花です。毎年開花の時期は少しずれますが、今年2021年はきょう2月23日開花です。庭のあちこちに数本ずつ芽を出します。今日は強風でなかなか焦点が合わずボケた写真になりました。スミマセン。

* 東京新聞やめるのやめてよかった、というのもはずかしいけれど、この所、東京新聞にいい記事が多くて。

今日は火曜日、やめてやる!の原因を作った木村太郎の「太郎の国際通信」の日。きょうもやっぱりアメリカネタだったが、さすがに「トランプよいしょも」ネタ切れらしく、いつも以上につまらない話だった。国際通信というのに今大問題になっているミャンマー情勢などには全く触れない。意地を張らないで「国際通信」じゃなく「アメリカ通信」または「トランプ情報」とでもしたらいいのに。

* さて、今日のいい記事とは、皮肉にも、つまらない「太郎の国際通信」と同じページの右上にある「視点」編集局次長・瀬口晴義の署名記事

見出しは「陰謀論の末路 破滅招く危険性」

長文で、全文は転載できないので、主な部分を。

* ドナルド・トランプ前米大統領は弾劾裁判では有罪を免れた。しかし、刑事訴追の可能性は残っている。彼や支持者が、まき散らした荒唐無稽な陰謀論を聞いて思い出したのは31年前の衆院選だ。(以後省略する部分は、前記選挙に出馬した<オウム真理教>の話)

* 通勤中の乗客を狙って地下鉄にサリンをまいた狂信的な宗教団体と、民主党のバイデン氏とほぼ互角に戦ったトランプ氏とその支持者たちを比べるのもどうかと考え、この原稿も途中で書くのをやめていた。しかし、「選挙を盗むな」「議会へ行こう」と叫ぶトランプ氏に扇動された多くの支持者が、連邦議会議事堂を占拠し5人が死亡したというニュースに触れ、続きを書いてみようと思い直した。(以後省略する部分は武装化を進めたオウム真理教が自滅に至る経過)

* オウム真理教の暴走と自滅は、陰謀論が教祖と信者の共同幻想を肥大化させ、それに自らが食い破られた悲劇だと私は考えている。事件から学ぶべき教訓がある。陰謀論を自らの有利になるように取り込むことは、自らの破滅を招く危険な行為であるということだ。

 大統領選では「Qアノン」に象徴されるネット発の陰謀論が大きな影響を与えた。根拠も示さずに「票を操作された」という主張を信じた多くの支持者たちはトランプ氏に扇動され、議事堂の占拠という暴挙に出た。民主主義の根幹が揺らいだ米国の傷は深い。

 トランプ氏自身は「選挙が盗まれた」と本当に信じていたのだろうか。陰謀論と自覚しつつ利用したのだろうか。後者であるなら罪は一層重い。


🌹 瀬口編集局次長様

 あなたのきょう2月23日の「視点」を読んで、本当にすっきりしました。トランプよいしょの「太郎の国際通信」にイライラし、東京新聞購読をやめる!と喚いた私ですが、きょうの「視点」を読み、購読をやめないでよかったと思っています。81歳の老婆にもたいへんよく分かる内容です。ありがとうございました。(ブログ筆者)