小笠原博毅・山本敦久 編
2016年8月30日 航思社 初版第1刷発行
定価2200円+税
* 本の帯の言葉
開催を返上・中止せよ!!!
「アンダーコントロール」などという安倍首相による世界に向けた虚偽発言、裏金不正疑惑、抵抗するアスリートの排除、野宿者排除、人権蹂躙、だるま式に膨れ上がる開催費用/まやかしの経済効果、環境汚染、置き去りにされる福島復興・原発政策...。様々なな問題が山積・噴出しているにもかかわらず、なぜ東京でオリンピックを開かねばならないのか?
政府・東京都・広告業界、これらと一体と化したマスメディアが、そうした問題に目を耳を口を閉ざして歓迎ムードを醸成、反対の声を抑圧するなか、2020東京オリンピック開催に対して、ズポーツ、科学、思想、哲学、社会学などの研究者・活動家16人による根元的な異議申し立て。
* 2017年7月4日 東京新聞夕刊
「五輪を理由に世の中が変わることについて」
小笠原博毅・神戸大院教授に聞く
「欺瞞感じても観念する風潮」 「語られぬ負の部位分」
記事の最後は、次のように締めくくられている。「平野啓一郎さん、久米宏さんら、多くはないが東京五輪反対を公言する文化人はいる。ドナルドキーンさんは6月11日の本紙で「『復興五輪』と銘打ちながら、東日本震災や原発事故の被災地の復興とは無関係だ」と批判した。
* 2018年1月20日 東京新聞朝刊 こちら特報部
「東京開催に反対宣言」
「五輪がスポーツをダメにする?」
「創造性置き去り 喜び奪う『勝利至上』」
ラグビー元日本代表 平尾剛さん
* 2018年1月27日 毎日新聞朝刊
武田砂鉄の <気になるこの人>
ゲスト 小笠原 博毅さん 神戸大教授
「被災地に強くある『復興五輪』への反発」
「IOCへの招致委贈賄 なぜ問い詰めないのか」
* 2018年8月2日 東京新聞夕刊
「五輪の経済効果は幻」鈴木直文・一橋大教授に聞く
税支出多いだけ/かき消される批判
*本に挟んであった20年開催批判だけでもこれだけある。まして今年21年夏に開催できると思うほうがどうかしている。