2023年9月19日火曜日

NO.970〜2023年9月19日(火)〜昨日は敬老の日だったのね〜

 🌻 長いこと「敬老の日」は9月15日だったのに、その他の祝日も含めて、祝日が変わってしまって、昨日は何で休日なのかわからなかった。カレンダーを見たら「敬老の日」と書いてあって、ああそうなのかと思いました。午前中、70歳の親友が蘭の花束を持って、また、一昨日の日曜日には、娘がとっても美味しい「チーズケーキ」を持って来てくれました。嬉しいことです。夫が亡くなったのが、2004年、私が64歳の時でしたから、一人暮らしも19年。私は今83歳、11月26日が来れば、84歳。100歳まで生きたいなんて、夢にも思わない。尊敬する茨木のり子さんのように、就寝中に息をひきとるようなそんな去り方ができたら理想なんですが、こればっかりは、自分で決めることができないのが残念です。

 それにしても、何ともひどい世の中になってしまったなあと思います。どうなのかしら、世界の9割の国で、女性がリーダーだったら、戦争なんてしないのではないかしらと思うけれど、そんなのは妄想かなあ。今後のことは、わかりませんが、現在までの人間界では、やっぱり、男は強く、女は優しくといったステレオタイプの子育て、教育が行われていて、男たちは暴力に対する免疫(!)ができているのかも。その昔、「女だけの都」(1935年公開)というフランス映画」を見て(もちろんテレビで放映されたのを見たんですよ)、いいなあと思ったものでしたが、2023年の今、世界中のリーダーが全て女だったら、戦争なんてしないのかなあ。ともかく、なぜ戦争をしたがるのか、どう考えてもわからない。

 話が敬老の日からそれてしまいましたが、思い返す83歳の私は、いい時代に生きてきたと言えますね。小学校から大学まで16年間、戦争に怯えることはなかった。さらに、1962年4月から1996年3月までの公立小中学校での教員生活でも、思いのままの教員生活を送ることができた。今でも保存してあるそれぞれの年の「学級だより」「学年だより」「職場新聞」「学級文集」などなどを見ると、ほんとうに、思いのままの教育活動をしてきたなあと思う。22歳の私が東京都の教員採用試験を受けた時(中学国語教員という採用試験を受けたのだが)なんと競争率は15倍だった!。それを思うと、現在の教員の職場が「ブラック職場」と言われたり「教員のなり手がない」などと言われる日が来ようとは!小中学校の教員の仕事が嫌われる世の中が来るとは、ほんとうに想像できなかった。15倍の競争率を突破して、東京都の公立学校教員への道が開かれた時は、天にも昇る嬉しさだった。現在の世の中から見れば、信じられない。未来を夢見る子どもたちと、日々喜怒哀楽を経験しつつ、自分もまた成長してきた、そんな日々が懐かしい。教育の場が「ブラック職場」だなんて誰に責任があるのか。もちろん教育行政に携わる政治家、文部官僚、そして彼らのいいなりになっている教師の中の管理職などの責任は大きい。何とかならないものか。勤務評定反対の全日ストライキをうったことなど、現在の教員のみなさんの何人が知っているだろう。メーデーには5割動員だったことなども多分歴史の彼方に消えてしまっただろうね。いろいろ思いを巡らすと、やっぱりホモサピエンスの黄昏を感じます。

70歳の
親友からの
プレゼント