2023年11月22日水曜日

N0.999〜2023年11月22日(水)〜杉並区のこと〜

 🌻 しんぶん赤旗 23年11月21日(火)13面(社会面)に、珍しく、<東京・杉並区>と断ったニュースが載っていた。、

議会での外国人ヘイトに抗議 反貧困ネット発言撤回を要求という5段抜きの記事。写真もある。写真の説明は「会見する反貧困ネットワークの人たちと住民 20日=東京都杉並区」というもの。

 いったい何があったのか。杉並区の住民としては、見逃せない。記事をそのまま書き写します。

 在留難民などを支援する団体が東京都杉並区で4日に開いた難民や移民との交流企画に関して、自民党区議が議会で外国人への憎悪をあおる差別発言をしたことに対し、支援団体「反貧困ネットワーク」が20日、同区議に抗議し撤回を求めました。理事長の宇都宮健児さんは抗議文を手渡し「ヘイトスピーチ解消法や都の人権尊重条例に抵触する」と伝えました。

 矢口やすゆき議員(自民党・無所属杉並区議団)は、15日の区議会で、在留資格のない外国人に触れ「治安は悪化し、暴行、略奪が横行しかねません」と述べ、外国人も含め生活困窮者を支援する反貧困ネットを「過激な活動家」と評しました。

 反貧困ネットは矢口区議に、外国人への差別発言と反貧困ネットへの名誉毀損(きそん)について謝罪と撤回を求めました。やりとりの末、区議は抗議文を受け取りましたが謝罪はしませんでした。

 反貧困ネットは、議長には差別発言の制止や議事録などからの削除を求めました。

 事務局長の瀬戸大作さんは会見で「議会の中で当然のようにヘイトスピーチが起きたことに恐怖を感じました。他の議会に波及する可能性もあり、絶対に見逃せない」と話しました。

🌻 いやまったくひどいことが区議会で起きていたのですね!以前は、熱心に区議会傍聴をし「区政ウオッチング」なる手書きの新聞なども発行してきましたが、最近はまったく引きこもりになっています。傍聴していたころは、これほどひどいことはなかったように思いますが、やっぱり世の中全体が、ホモサピエンス全体が「荒野」になってきているのですね。事務局長さんの言葉「恐怖を感じる」を聞いて、少しホッとしました。こういう方が事務局長でいる限り、杉並区議会はなんとか持ちこたえるだろうと。

    今月26日84歳の誕生日を迎える私に娘から贈られた花。