2023年2月7日火曜日

NO.783〜2023年2月7日(火)〜今こそすべてのメディア関係者に見て欲しい映画〜

 🌻 大げさな言い方かもかもしれないが、アメリカ映画、アメリカのジャーナリズムの底力をみた。なんの話かって、私にとって、ジャーナリズムを考える上での教科書とも言えるアメリカ映画の秀作の話。 一つは「大統領の陰謀」(1976年作)もう一つは「ペンタゴンペーパーズ〜最高機密文書」(2017年作)テレビやDVDで何度も繰り返し見ている。

🌻 今日2月7日(火)NHK・BSプレミアムで13時から2時間。「ペンタゴンペーパーズ」を見た。2017年作、監督は、スティーブン・スピルバーグ。出演はトム・ハンクス、メリル・ストリープなど名優ぞろい。

 「大統領の陰謀」については、2018年3月29日、東京新聞の「発言」欄に投稿し採用された。










この映画で最も心に残ったのは「守るべきは合衆国憲法修正第一条で保障されている『報道の自由』とこの国の未来だ」という言葉。

 今日、テレビで見た「ペンタゴンペーパーズ」のラストは、「大統領の陰謀」が描いた「ウオーターゲート事件」を思わせるシーンで終わっている。この二本の映画は、権力者と対峙するアメリカジャーナリズムの健全さ、勇気を教えてくれる。今日の映画の中のセリフで一番心に残ったのは、新聞が仕えるのは、国民であって為政者ではないという言葉。そう言い切る新聞ばかりだといいね。