2023年7月2日日曜日

NO.910〜2023年7月2日(日)〜マイナンバーカード〜

 🌻 私は持っていません。これからもカードを取得するつもりはありません。かかりつけの内科医に行ったとき「マイナカードは持ちません。これからも持つつもりはありません。今後、現在の医療保険証が使えなくなったら、区役所前に行って座り込みます。」と言ったら、受付にいた女性が「私も一緒に座り込むわ」と言って、二人で笑い合った。ともかく、なぜマイナカードを持たせたいのかわからない。現在起きている様々な問題を見ても、このカードを持たせたいのは誰なのか、誰が得するのか、全く理解できない。以前住民基本カードという問題が起きたが、その申込書がまだ、本棚に置いてある。申し込まないうちに、この制度は廃止された。申し込んだ人はどうなったのかな?とにかく行政(国でも市区町村でも)のやることは全くいい加減だ。しかし、誰かが儲かるに違いない。

 今日の東京新聞2面「核心」という記事の見出しは次の通り。

「廃止譲らず対応ちぐはぐ」

「政府『従来保険証も念のため持参を』」(大笑いだね!)

「マイナ当面トラブル継続認識か」

税金を納めている側が、その使い道について疑問を持ているというのに、現実に問題続出なのに、なぜ、止めようとしないのか。これほどの税金の無駄遣いはないが、儲かる輩がいることは確かだね。

🌻 同じく東京新聞の「こちら特報部」の今日の記事は、「精神科病院の身体拘束」を取り上げていた。この記事を読んで私は、61年前のことだが、大学新卒(22歳)の時から2年間、公立中学の当時できたばかりの「特殊学級」担任をした時のことを思い出した。1年生から3年生までの年齢の女男合わせて十数人の生徒をまとめて「特殊学級」という一つのクラスにして、二人の教師が担任するという仕組みだった。

 制度ができた年なので、何もかも手探りだった。ベテランの男性教師と新卒の私という組み合わせ。私は彼のやり方に全く納得できなかったが、従うしかなかった。一番嫌だったのは、目の前にいる十数人の生徒たちを人間としてみない彼の教育方針だった。「身体拘束」こそしなかったけれど、とにかく「この子たちが中学を出て社会で生きていくためには、厳しく躾けなくてはならない」ということで、詳細は省くがそれは「教育」ではなく「暴力」だった。その2年間の経験は、その後小学校の普通学級の教師になった時に大いに役に立った。まず教育の基本に「反管理、非暴力」を掲げた。(この話はいずれ詳しく書こうと思うが、今夜はここまでにします。)