2023年8月2日水曜日

NO.939〜2023年8月2日(水)②〜新聞読み比べ、ひとまず終わり〜

 🌻 毎日と東京がそろって大見出しで1面トップで伝えるような大事件が起きないことを祈って、ひとまず「新聞1面記事と社説読み比べ」は終わります。もし、ある朝、そんな新聞が配達されたら、とりあげます。

 今現在、ホモサピエンス社会はかなり危険な状態だと思っています。人類は黄昏つつあるという私の思いはますます強くなっています。でも、私が生まれた1939年11月26日は、まさにヒトラーがポーランドに侵入し、第二次世界大戦の幕が切って落とされた年でした。

 今年の11月26日には84才になる私。第二次世界大戦が始まった年に生まれ、日本も参戦し、ついには原爆が落とされて、日本は無条件降伏。何とか命だけは助かったものの、極貧の中での、小・中学生時代を経て、大学時代に60年安保闘争、卒業と同時に東京の公立学校教員となり、食べるのに困る時代は終わった。高度成長時代に給料も上がったが、夫の病気により54才で早期退職。年金も退職金も満額ではなかったが、10年の夫の看病生活の後、64歳で無事に夫を見送り、何とか83才まで生きてきた。

 今現在の世界は、若い頃想像した世界とは全く違い、人類は相変わらず殺し合いを止めず、科学技術の進歩は「AI」などという、理性や叡智とはかけ離れたものを生み出している。地球温暖化は待った無し。思えば、ギリギリいい時代を生きてきたんだなと感じている。この先どんな日々を送りどんな最期を迎えるのかわからないけれど、できれば長患いをせず静かにおさらばしたいものだ。6人きょうだいだったが、今年の末には86歳の次兄、84歳の私、78歳の妹の3人になる。何とか3人揃って2024年を迎えられるといいなと思うけれど、このブログのタイトルのように「一寸先は闇」だから、何が起きるかわからない。

 さっきまで、NHKBS1で「世界ドキュ選、ヒトラーVSスターリン(前)」を見ていた。後編は明日3日午後1時から。忘れずに見ようと思うが、つくづく、人間は変わっていないなあと思う。ヒトラーとスターリンが特別なのではないと思える。今現在も、プーチンやゼレンスキーや、トランプや習近平や、日本の自民党やその他、いわゆる世界各国のリーダー達を眺めると、多かれ少なかれ、ヒトラーやスターリン的な要素を持っているような気がする。もちろんそんな言い方をすれば「もともこもない」わけだけれど、とにかく人間の「叡智」はどこに消えてしまったのかという気がする。

 自分の周りにいる人間達は誰一人自分に危害を加えることなどしないだろうとにこにこ笑いかける幼子を見ていると、本当に申し訳ない気持ちになる。