🌻 2020年9月10日、40日入院の大怪我から後遺症もなく退院し「意気揚々」だったが、その後、世の中はどんどん悪くなっているのに、私の批判精神はだんだん衰えてきている。そう思って以前のブログを読み直すと、我ながら現在よりずっと、しっかりした内容になっている。この3年間で、世の中の悪くなりかたと私の精神の衰えとが、比例しているのがわかりがっくりだ。なぜなのかよくわからないが、言っても言っても、書いても書いても、人間世界に希望が持てない、そんな気分に陥る。困ったことだ。で、きょうもまた、2年前2021年8月19日のブログの再掲で、お茶を濁す始末。申し訳ありません。
🌻 グルメ三昧やシミシワ白髪隠しに大金使う事や、やたら高価な宝石ジャラジャラつける趣味よりは、マシなんじゃないのと自分に言い聞かせて、これっと思う本の広告や書評を見ると、買い込むのが私の趣味といえば趣味。でも、図書館にまで行かなくても、順番待ちでイライラしなくても、これと思うときにすぐ手元にあるっていうのは、うれしい。そして、処分しなければならない本がどんどんたまる。
と言い訳したので、最近買った本と10年以上前に買って、何かにつけて繰り返し読み、赤線や書き込みがいっぱいの本の3冊の紹介です。最近買ってまだ読んでないのが2冊。愛読書が1冊。写真を載せます。
*井出孫六著 定価(本体700円+税)抵抗の新聞人 桐生悠々 岩波新書
第1刷1980年(我が愛読書!)
*サンデー毎日に「抵抗の拠点から」という連載を持っている青木理さんが、8月29日号で書いている。井出孫六著「抵抗の新聞人桐生悠々」が、岩波現代新書として復刊され、青木さんがその本の解説を書いたという。発売は9月だというが、青木さんの解説なら是非読みたいので、9月が待ち遠しい。前にも書いたかもしれないが私は、青木さんのファンです。偶然にも、故郷と出身高校が同じ!年は親子ほど違うけれど。
オリンピック
反対する側の論理
ジュールズ・ボイコフ著
井谷聡子/鵜飼哲/小笠原博毅 監訳
発行所 株式会社作品社
定価本体2700円(税別)
帯には、元オリンピック選手であり、オリンピック研究の世界的第一人者である著者が、平昌、リオ、 ロンドン、そして東京、ロス、パリの開催地、予定地での 調査・取材をもとにまとめた、世界に広がる五輪反対の動き、その論理と社会的背景とある。
* マンガ