2023年5月23日火曜日

N0、878〜2023年5月23日(火)〜53回目の結婚記念日〜

 😓 4日間もお休みしてしまいました。理由は「怠慢」😓

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🌻 1970年5月23日、私たちは結婚しました(本当の結婚記念日は69年12月6日ですが、公式の結婚記念日〜つまり役所に婚姻届けを出して夫の戸籍に妻が入籍し、妻は夫の姓を名乗るという公式の結婚記念日)が5月23日なのです。

 今から53年前の世相は、25歳過ぎの独身女性は「クリスマスケーキ」と揶揄され、「嫁の貰い手がない」などと馬鹿にされる、そんな時代でした。私も含めて、当時の人々にとって、50年後の現代社会や人間の有り様を想像できた人はいなかったと思います。それにしても、50年後の世の中が、まかり間違えば核戦争になりかねない、そんな馬鹿げたことになっていようとは!我が人生の最終コーナーが、核戦争の脅威にさらされるとは、あまりにも意外、どれほど想像力を駆使しても予想もできないことでした。人類は進歩向上はしても、過去の悲惨な歴史を繰り返すほど、愚かだとは思わなかったし、思いたくなかった。しかし2023年5月現在のホモサピエンスの時代は、ホモサピエンスは自身の破滅だけでなく、地球そのものをも破壊しかねない愚かな様相を呈しているような気がしてなりません。

🌻 さて、婚姻届をともなういわゆる結婚式の半年前、1969年12月6日に夫と私は、親族だけを前に「結婚式」を執り行い、同居生活を始めました。もちろん役所への婚姻届は、上記のように翌年の5月23日でしたから、私は職場の同僚や受け持ちの子どもたちには、旧姓のままで、夫の姓に改姓したのは翌年の5月23日だったわけです。最近、日本の戸籍制度に疑問を持つことが多くなり、結婚によって独身時代の姓を夫の姓に変えたことを残念に思うことしきりです。当時は、結婚して姓を変えたことで、何となく一人前になったような気がしていたのですね。来年の5月23日、この世にあって、ブログなど書いているかしら。

🌻 ところで、昨年2022年の5月23日のブログは以下のとおりです。

NO.542〜2022年5月23日〜52回目の結婚記念日〜

 1970年5月23日 私の従兄が支配人をしていた、高輪プリンスホテルでの結婚式。今思えば、随分大げさな結婚式だが、当時は二人の結婚というより、家族親戚、職場の上司などなどを招待する一大イベントだった。新婦も、洋装から和装とお色直しをして、日頃の私たち二人の生き方とは、随分違ったものになった。全員揃っての写真の中で、半数はすでに千の風

  夫は、結婚34回目の記念日の、ひと月と6日後(2004年6月29日)に、千の風になって大空の彼方に。

私は、新井満の著書「千の風になって」を遺影の前に置いていて、時々声に出して読んだり、歌ったりしている。


夫は足掛け10年に及ぶ闘病生活を経ての終わりだったが、私は願わくば、あっという間に飛び立ちたいなと思っている。しかし、こればかりは、誰にも予測はできないことだろう。ただ、我が人生もう十分生きたという気はしている。いつでも千の風になる準備はできていると、今は思うけれど、じっさいその時になったらどうなるかしらね。泣き叫ぶか暴れるか!?

ただ、今現在の人間社会〜日本も世界も〜を見ていると、こんな状態の中で、安心して千の風にはなれないなあと思う。十分生きた、悔いはない、この世のあり様も心配いらない、安心して旅立てる、そんな終わりを迎えられたらどんなに幸せだろう。しかし、その望みは当分かなえられそうにない。仕方がないから、日々観念して生きていこう、健気な草花たちに慰められながら。

🌻 去年のブログ結びの言葉の通り、まあ、この1年はなんとか無事に生きてきたということですね。庭の草花たちとの付き合いは思ったよりもずっと濃密になっています。今日の庭は、サツキ満開、ルリちゃんの家族も数え切れない、たぶん70〜80は咲いています。