🌻 昨日(5月3日)は、憲法のことを考えていたのですが、結局書かずに寝てしまって、1日遅れの憲法論(論というより、ただの独り言)になってしまいました。
結論を言うと、「憲法に関する世論調査」はしないでもらいたいということ。たかだか何千人単位での調査で、調査をする方(なんとか新聞とか、なんとか通信社とか、なんとか放送局とか)の憲法観や日頃の憲法に関する姿勢が、世論調査の結果に反映されているのを見ると、それによって、日本国民の多数派の考え方はこうなんですよと言われたくない。
私にとっては、世論調査に対する信頼度は極めて低い。調査の結果がどうあろうと、私は自分の考えをしっかり持っていく。
🌻以下は一昨年2021年5月3日の「一寸先は闇」の記述です。
87.日本国憲法施行記念日〜1947年5月3日(公布は46年11月3日)
* きょう、5月3日は日本国憲法施行記念日。購読している毎日、東京、朝刊の1面を比べた。
*毎日新聞1面トップ
!緊急放流試算を破棄!
国、リスク示さず 熊本・川辺川ダム
1面左側に2番目の大見出し
!改憲賛成48%、反対31%!
自衛隊明記 賛成51% 反対30% 本紙世論調査
3面にクローズアップ 8、9面に特集、22面に関連記事
*東京新聞1面トップ
!憲法24条 軽視の1年!
政府のコロナ対策 ジェンダー平等の要請 実現は遠く
憲法関連 核心・自粛頼み問題2面 憲法を考える4冊13面
侵される生存権22面 社説5面
* 見出しを拾っただけで打ちのめされた。特に毎日!これから内容を読むのだが、呼吸を整えなければ読めない。改憲賛成!自衛隊明記賛成!が多数派とは!(ここまで2021年5月3日のブログ記事「)
🌻 ここからは、今日の記事。一昨年の私は元気だった。しかし2年後の今は、あの大怪我40日の入院を経て、元気が無くなったというより、世の中に対して、地球上のホモサピエンス全体に対して、悲観的というか絶望的というか失望感というか、とにかくまともに物申す気分が薄れてきたように思う。AIに支配されるホモサピエンスの未来は絶対にと言っていいほど希望はないと思う。そんな予想が外れることを望むが、どうもその嫌な予感が的中しそうな気がする。
今年の各種の世論調査によると、一昨年2021年よりさらに、現在の日本国憲法がおとしめられているように思う。もっとも、現在の日本国憲法について、私も異議アリなのだが、その異議の内容は、世論調査の多数派の動向とはまったく違う。
軍隊不保持、9条死守、改憲すべき条項は、天皇条項(つまり天皇制廃止すべき)と、24条の1 婚姻条項「婚姻は両性の合意のみに基いて成立し』という部分。これを『婚姻は当事者の合意のみに基づいて成立し」とする。「両性」とは、現憲法では「女性と男性」を指している言葉なので、これを「当事者」とする。女性と男性の場合もあるし、同性の場合もあるし、その他もろもろの性的指向もつ場合もある。とにかく「結婚したい」と思う当事者が合意すればいいのだ。
憲法全体を見て、もっと様々な変えるべき条項があると思うが、とにかく、天皇制をなくし、国民すべての平等、基本的人権を保障し、未来永劫戦争を否定し、武器は持たず、国民を守る災害救助隊の充実を明記する、そんな憲法をのぞみます。