2024年1月15日月曜日

NO.1034〜2024年1月15日(月)〜恐ろしい話(国立大学、病院 法人化)

 🌻 記憶が前後している。もっとしっかりしなさい!!!と我と我が身を叱りつけています。最近、どうでもいいような投稿が多く、ブログ発行開始の時の精神『言いたいこと、言わねばならぬこと』(桐生悠々の言葉)から外れっぱなしだったが、今日はどうしても言わねばならぬことを、忘れぬうちに書いておきます。と言いながら、本当は、これから引用する新聞記事は1月12日のものなので、早くも3日遅れ!すみません。

 1月12日東京新聞夕刊3面の記事、

国立大学はどこへ行く 

失われた自主性  

池内 了(いけうち・さとる=総合研究大学院大名誉教授)

 この記事は、国立大学法人化についての問題点、危惧をわかりやすく述べている。要するに教育までも「金儲けの手段」とし、教育の根本精神を全く置き忘れた暴挙を、現在の岸田政権は推し進めているということだ。

 2004年4月、国立大学と同様に国立病院も法人化された。私にとって、このことは忘れられない出来事として、20年後の今も脳裏に焼き付いている。

 亡夫は、2004年4月当時、末期癌で国立病院に入院していた。77歳という高齢者、しかも、健康保険が利かない高額な薬は使わないという、病院にとっては、ほとんどメリットのない入院患者だった。それでも、患者の気持ちを和やかにしたいと思って、保険のきかない特別室に入院させていた。ところが、法人化された途端に、廊下の隅の小部屋に移され、看護師の病人に対する態度が一変した。それまでは、患者の要望に親切に答えていたのに「それは看護師の仕事ではない」と言うようになった。あまりのことに、退院して、在宅医療を決意し、6月13日に帰宅させた。

 在宅医療の日々は戦争状態。結局1週間後の6月20日に、区内の私立病院のホスピス病棟に受け入れて貰い、9日後、2004年6月29日に息を引き取ったのだった。

 そのようなわけで、国立大学や国立病院の法人化は、本当にひどい話だと思っている。東京新聞1月12日夕刊の上記記事を実感をもって読み、日本という国の現状は、国民が思うよりずっとひどいことになっているのだと痛感する。国民が気づかないところで、民主主義が破壊されている。

 最近の国のやり口は何もかも許せない!60年安保の時のように老若男女、現政権は許せない、自民党政治なるものを、ひっくり返さねば、日本国の未来はない」と叫び続けよう。