2023年6月15日木曜日

NO.894〜2023年6月15日(金)〜1960年6月15日のこと〜

🌻 6月15日 といえば、「ああ今日は6月15日だ、あの日からもう◯◯年も経ったんだなあ」と、1960年6月15日に20才だった私を昨日のことのように思い出す。安保闘争の最中、国会議事堂前の全学連と警官隊の衝突の中に確かに私はいた。その時、少し先の方で東大生の樺美智子さんが命を落とした。まかり間違えば、私だったかもしれない。

 1960年という年は、ものすごい年だった。安保闘争、三井三池闘争、10月12日の浅沼稲次郎氏が刺殺されたこと、などなど。その激動の年に20才だったということが、その後の私の生き方に大きく影響していたと思う。

 63年後の今年2023年6月15日は、20才の私が全く思いもしなかった世の中になっている。とにかく人間が超スピードで変化している、人間の姿形は変わらないけれど、全く違う生き物になっているような気がする。

 20才の私が、一足飛びに現代にやってきたら、卒倒したことだろう。しかし、63年という時間をかけてじわじわと変化してきた中で、2023年6月15日のホモサピエンス社会に適応している私がいる。なんとも不思議な気がする。もちろん変化は抑えることはできない。しかし、よりよく変化するのであればいいけれど、最近の人間社会の変化は、マイナスの方向に変わっているように思う。今、20才の若者が83才になった時のホモサピエンス社会はどうなっているだろう。

 マイナスの方向の最たるもの、そう思える出来事がある。きのう、6月14日(水)の毎日新聞朝刊22面(社会面)を見て「ばっかじゃないの!」と大声で叫んだ。3段抜きの大見出し、記事全体は紙面全体の4分の1の大きさ。さて、大見出しから小見出しまで見出しをすべて書き出す。

君が代 暗記状況調査

 大阪・吹田市教委 小中校生対象

「思想調査だ」教職員組合

「事実上の圧力」

高作正博・関西大教授(憲法学)の話

全くここまで堕ちたか!と思う。その昔、小学校6年生の担任として、日の丸君が代のない卒業式を実施した私としては、全く唖然呆然の出来事だ。吹田市教委の面々は何をねらって、こんなバカげた調査をしたのか。 


🌻 風蘭の花芽が付きました。

今年はダメなのかと心配していましたが、ようやく。

風蘭忌(亡夫の命日、6月29日を私が命名)には、たくさん咲いてね!

 



 










去年の風蘭忌の写真です。⇩