2024年2月8日木曜日

NO.1047〜2024年2月8日(木)〜テレビで見る映画〜

 🌻 若い頃、映画や芝居(主に新劇)大好き人間だった。貧乏学生だったから、映画はもっぱら名画座で古い映画を見ていた。日本映画はほとんど見ていない。外国語は全くダメなのに、アメリカ、フランス、イタリアなどの名画を見ていた。選ぶ基準は俳優。男女を問わず好きな俳優の映画を見た。キャサリンヘップバーン、オードリーヘップバーン、ソフィアローレン、マレーネディートリヒ、ロミーシュナイダー、ヘンリーフォンダ、グレゴリーペッグ、ジェームズスチュアート、ジェラールフィリップ、ジャンギャバン、ジェームズディーン、などなど数え上げたらきりがない。

 現在は映画館とは無縁になったが、テレビでは、様々なチャンネルで懐かしの名画を放送している。きょうは、NHKBSで「アラバマ物語」(1962年アメリカ映画、大好きな俳優グレゴリー・ペッグ主演)を見た。映画館で見た記憶はないが、テレビで何回か見ているので、筋書きも俳優の顔ぶれもほとんど知っている。何度見ても名画だと思う。今現在、このような映画ができるのかしら。

 テレビで見るようになって、BSやCS、たくさんのチャンネルで、いろんな映画が見られるようになった。「日本映画専門チャンネル」「時代劇専門チャンネル」などでも、昔の名画を放送する。例えば、「日本映画専門チャンネル」では、昨日7日午後7時半から、1952年志村喬主演の「生きる」の4kデジタルリマスター版を放送した。家にいて、往年の名画の4kデジタルリマスター版を見られるのは、ありがたい。「生きる」は、イギリスでイシグロカズオ脚本で2023年にリメイクされ、それも、日本映画専門チャンネルで2月4日夜9時から放送された。そんなわけで、引きこもっていても、退屈しない。

🌻 ところで、映画の話とは関係ないけれど、我が国の政治状況には、ほとほと呆れます。もっともアメリカの政治状況もひどいものだと思いますが。今アメリカでは「またトラ」「もしトラ」などの言葉が流行っているらしいですね。意味はお分かりと思います。やっぱり世界中でホモサピエンスは黄昏のようです。私は、いい時代を生きてきて、最晩年に現在のような情けない世界を見ているのですが、現在20才未満の若者たち、現在の状況には何の責任もない(つまり今の今まで選挙権がない)若者たちは、今後どんな世界に生きていくのか、心配です。全くひどい状況です。あなたたち年寄りの責任だと言われても、返す言葉がない。本当にどうにかしなくてはと思うけれど、どうしたらいいのかわからない。ただ申し訳ないと思うだけ。