2022年1月4日火曜日

NO. 390 2022年 1月4日 毎日朝刊、東京夕刊新聞記事より

 

左は毎日朝刊1面。

右は東京夕刊1面。

朝刊が来た時、東京朝刊全紙面をくまなく探したがこの記事はなかったので、驚いたが、夕刊に出た。

毎日は<ニューヨーク隈俊之>の署名記事。

東京は<ワシントン金杉貴雄、ニューヨーク杉藤貴浩>の署名記事

毎日は、核保有五大国を米露英仏中と書き、東京は、米国、中国、ロシア、英国、フランスと書く。こんなちょっとしたことでも、新聞によって、保有国の順序と表記が違うのは面白いな。順序の違いは何を指すのかな?

それはともかく、なぜ、東京は朝刊に、間に合わなかったのかしら。

同じことを伝えるのに見出しのつけ方も違うのが興味深い。全人類、いや、地球そのものを破壊する核戦争のことを書くのに「興味深い」なんて言っちゃ、不謹慎かもね。でも、

「5大国、核戦争否定声明」というのと

「核戦争回避へ共同声明」というのとでは、

大分ニュアンスが違いますよ。どちらが、より強く

「核戦争は絶対にしないぞ!」と訴えるかな。

「ま、いずれにしてもこの声明が永久に力を持つか、あっというまに反故にされるか、

楽観はできないな」 と、ペシミストの白髪ばーちゃんは、思うのです。

と言うのもね、持ってしまった以上は、使いたくなるのが人情。ホモサピエンス出現から説き起こさなくても、ついこのあいだも、アメリカで核のボタンを押す危険があったという報道に接したんだもの。どこかで誰かが一発ボタンを押しちゃったら、世界中に核爆弾が降り注ぐ。それにね、核保有5大国の仲間入りをしたいと思っている愚かな人間が、政権の中枢にもいるらしい国もある。(それはどこかな?!)

ミミズもゴキブリもアメンボもカラスもスズメもタンポポもスミレも息を潜めて、どうか、人間様よ、核戦争はしないでくださいねと祈っているでしょう。


去年11月3日に、ちょっと早いけど、82歳の誕生祝いと言って親友からプレゼントされたミニシクラメンの新種。

2ヶ月後の今年1月3日も元気です。私も元気です。

れからちょっと自慢になりますが、この鉢は、

ハンガリーのヘレンド(世界的に有名なブランド)。

50年ほど昔、当時、お父さんの仕事でポーランドにいた教え子のお母さんが帰国時に記念にと買ってきてくださったもの。我が家の宝物。


 今日のおまけ *

東京の今日の社説「官僚たちの劣化を問う」〜年のはじめに考える〜に、違和感を覚える。もちろん官僚の劣化は目に余る。しかしながら、劣化しているのは官僚だけか。メディアはどうなのか。新聞テレビ週刊誌などなど、去年はオリパラにせよ、皇室問題にせよ、自民党総裁選にせよ、私はメディアの劣化を感じたことが多かった。今日の社説の結びは、「民主主義を動かす『基本ソフト(OS)』ともいうべき政治家と官僚のあり方を深堀りする一年にしたいと強く思っています。」としている。その上で、メディアのあり方、権力批判をするのがメディアの役目ということを肝に銘じてほしい。「言わねばならぬこと」(桐生悠々)を言い続けているか。東京新聞を含むメディアの姿勢も「深堀り」してくださいね。