2022年2月19日土曜日

NO.424   2022年2月19日(土)新聞記事とフキノトウ

!浅間山荘事件!

あれから50年か。私の故郷は「信州佐久」学生時代東京から帰郷するときは信越線に乗り、小諸で小海線に乗り換えた。信越線の軽井沢駅は馴染み深かったので、この事件は強烈に記憶している。この事件が起きたときはすでに結婚していて、テレビで見ていた。

当時も今もあの事件に肯定的な見方はしていない。あれから50年経った今、日本や世界の状況はどうか。ホモサピエンスはほとほと暴力が好きらしい。

世界中のメディアは、今にも戦争が起こりそうな報道をしているが、たぶんどこかで実際に戦端が開かれたら、終末戦争になるかもしれない。


 以前とはちがって、地球上には何万発もの核兵器が存在している。それが全て使用されても、それですぐに地球が跡形なく破壊されるということではないらしいが、少なくとも、広島長崎、チェルノブイリの比ではないだろう。

1962年キューバ危機という出来事があった。アメリカはケネディ大統領、ソ連はフルシチョフ書記長だった。あの時の恐怖心が蘇るが、人類が当時より劣化しているとは思いたくない。

 だが、キューバ危機など単なる歴史上の出来事としか思わない若い政治家が「敵基地攻撃」などと涼しい顔で言ってのける、現代日本を見ると、この先世界はどうなるのかと気になる。私自身はもう、人生十分に生きたのでどうなってもいいが、生まれたばかりの赤ちゃんにそんな世界を見せていいのかと心底怒りが湧き上がる。
 
 つい最近も友人が1才と2才の孫の写真を見せてくれた。瞬間「無垢」という言葉が口から出た。「無垢」なんという素敵な言葉だろう。この子たちの未来が、恥知らずな世界のリーダー達によって絶たれてなるものか。

今日2月19日の東京新聞社説「ぎろんの森」は、「平和国家」とは何かと論じている。東京新聞には、この議論をこれからも声を大にして掲げ続けて欲しい。メディアが率先して国を滅亡の淵に追い込んだあの「太平洋戦争」の二の舞だけはさせないぞという論陣を張り続けてもらいたい。かつて「関東防空大演習を嗤ふ」を掲げた桐生悠々につながる東京新聞の責務だ。

💐 セッチャンちの庭に、フキノトウが。蕗味噌にするそうです。
  東京産の蕗味噌!贅沢ね。