2022年3月6日日曜日

NO.447 かずちゃん便り〜その2〜

お詫び 今日のブログ第1回目NO.446の東京新聞切り抜きの写真、最後のところがぬけていました。写真では、「47都道府県すべてで、各庁内全体の女性職員」までになっていました。私が切り抜きを間違えたためです。続きを以下に書き写します。

「〜の割合を下回った。 防災・危機管理部署の女性管理職の人数を「二人」と答えたのが岩手、京都、奈良の三府県。「一人」が十一同県で、三十三都府県はゼロだった。 女性職員が少ない背景として、内閣府は二〇年に出した男女共同参画の災害時指針で⓵緊急対応が必要な業務が多く、男性の配属が優先される②女性がほとんどいない職場で定着が困難ーと推測している。 今回の調査では、女性の視点を生かす必要性は認識しているとの回答が多かった。女性比率は半数超の二十七府県が「増やしたほうがいい」と回答した。

 

🌻ここからが今日2回目、かずちゃんだよりの2通目です!🌻  

🍀 かずちゃん便り 🍀

「家父長制をぶっつぶす」

私の若い友人(息子の元カノ)が、「和子さんが気に入りそう』と教えてくれました。若いデザイナーさんの作品をグッズにして販売しているサイトで見つけた、その名も「家父長制をぶっつぶす」Tシャツ。販売しているグッズには、チャラチャラしたものもあるけれど、「家父長制をぶっつぶす」や「滅びよ人類」とか、気骨のあるものもあるのです。「家父長制をぶっつぶす」は、人気があるのか、長袖や半袖のTシャツやパーカーと種類豊富。デザイナーさんは「家父長制をぶっつぶしたい人、いっしょにぶっつぶしましょう」なんて呼びかけていて、面白い人だなあと思いました。何より「ぶっつぶせ!」でなく「ぶっつぶす!」という語尾一文字に惚れました。己一人の決意証明。70年代に多かった「せ」は、2022年は「す」。このしたたかなセンスに、希望を見るのです。ちなみに私は長袖Tシャツを着て、一人デモをしています。リハビリの会場などで議論をふっかけられたりしています。

🌻 意気盛んなかずちゃんですね。🌻

 ところで、法的には、現在の日本に「家父長制」はありませんね。1947年5月3日の現憲法施行により、1898年制定された家族制度は消滅し、家父長制は「ぶっつぶれた」わけです。しかし、現憲法下の現在の日本においても、日本人の精神の中には明治憲法並みの精神構造の人が少なからずいるように、家族観においても、すでにほろびた明治の家族観が生きていて、家父長制などという亡霊も時に顔を出すみたいです。現代の若者が「家父長制をぶっつぶす」というTシャツを作ったりそれを着て歩いたりするのは、家父長制という「制度」をつぶすという意味じゃなくて、「家父長制的な精神のあり方、家父長制下にあったような家族観」をぶっ潰すということでしょうね。家父長制をぶっ潰すことは、「男系男子のみ」というバカバカしい天皇制も潰すということになるでしょう。家父長制は制度としてはぶっつぶれたけれど、男系男子の天皇制がぶっつぶれないかぎり、ほんとうのジェンダー平等は実現しません。自分の夫を「うちの主人が」と言ったり、他人に「おたくのご主人は」と言ったりするのはまさに「家父長制」下の家族観にどっぷり浸かっていることになりますね。