今朝投稿したのは「言いたいことがありすぎ」の書き出しで、誤変換に関す
る言い訳でしたが、あっと言う間に早くも午後2時を回ってしまって、言いた
ことの前に、言わねばならぬことができてしまいました。それは、毎日新聞
朝刊14版26面の記事のこと。記事は紙面の4分の1強を使った大きな記事。
そのなかの、手記のみを全文転載します。記事全体もとてもいいと思います。
ぜひ何らかの形で記事全文をお読みになることをお勧めします。
(転載した文字の大小や文字色は、ブログ筆者による)
大見出しは
森友改ざん事件 忘れないで
次の見出しは
赤木さんの死から3年 妻、本紙に手記
手記のタイトルは
『公的な場所で話すのは、次はあなたの番です』
(このブログをご覧になっている方々の何%が、毎日新聞購読者なのかわかりませんが、
手記全文を転載します。改行などはブログ筆者による。)
3年前の3月7日、夫は仕事に行く私を玄関まで送り、「ありがとう」って
言葉をかけてくれました。
その日の夕方、決済文書の改ざんをしたことを悔やみ、苦しみ、「この事
実を知り、抵抗したとはいえ、関わった者としての責任をどうとるか、ずっと
考えてきました。事実を公的な場所でしっかりと説明することができません」
と手記に残し、自ら死を選びました。あの時の孤独と絶望に満ちたつらい顔は
一生忘れることができません。
2年後、夫の悔しい気持ちをバネに、夫が近畿財務局の中でどのように改ざ
んをやってしまったのか知るため、そして今後、改ざんという不正行為が起き
ないために、国と佐川さんを相手に裁判を起こしました。裁判の中で今、
『赤木ファイル』の提出を求めています。夫は改ざんの経緯を職場に残して
いると私に話してくれました。この夫の残した『赤木ファイル』には夫が
何を誰に指示され、どう抵抗し、何を改ざんし、何に苦しんでいたのかが
書いているはずです。
近畿財務局が改ざんしたのは本省の指示だったことは明白です。本省の
誰の指示だったのか、本省に誰が指示をしたのか再調査が必要です。
財務省、財務局の改ざんに関わった人たちが本当のことを話してほしい。
そして夫のような悲しいことが二度と起きないようになってほしい。その
ために私は闘います。そしてそれには国民の皆さんの厳しい目が必要です。
どうか夫のことを忘れないでください。この改ざん事件のことを忘れない
でください。
公的な場所で説明することは、改ざんに関わった人たちの責任です。
赤木雅子(全文)