*我が家から100メートルほどのところにある善福寺緑地公園もサクラが満開*
* 今日の東京新聞「筆洗」に、「陽光桜」について書いてありました。全文紹介はできないが、以下の部分は全く知らなかったので、書き写します。
* 品種名は「陽光」。別に「非戦のサクラ」とも呼ばれる。愛媛県東温市の元教員、高岡正明さんという方が私財をなげうち、およそ30年かけて、生み出した新品種のサクラである。
戦争中の教員時代、教え子たちを戦地に送り出し、死なせてしまった。その後悔から、教え子を鎮魂するサクラを作りたいと考えた。映画監督、高橋玄さんの「陽光桜」(集英社ビジネス書)に詳しい。
極寒の地、炎熱の地で亡くなった教え子がいるのでどんな気候でも花を咲かせるサクラにしたい。害虫にも強くなければ。人工交配を繰り返した。濃いピンク色にこだわったのは平和のシンボルとして海外でも愛される色にしたかったからだそうだ。1981年に品種登録され、全国に広がった。(中略)
「この美しい桜の姿を見ているだけで、人類は争いなどする気もなくなるわい」。高岡さんはそうおっしゃっていたそうだ。(後略)(ここまで筆洗の書き写しです。ここまでの中に誤字脱字があったらブログ筆者の責任です)
* 高岡さんの願いはいつになったら叶うのでしょうか。*
* 下の写真は満開の陽光と散っていた花びらを陶器の皿に並べたもの。*
下の写真の山吹は、近所の空き家の庭に咲いていたもの。塀を越えて道路に枝を垂らしていたので一枝摘んで玄関に飾った。【年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず】
毎年毎年、花は同じように咲くが、
人の身は変わって同じではないという意味。
人の世の移り変わり、人の命のはかなさをいったもの。
唐の詩人劉廷芝(りゅうていし)の「代悲白頭翁」より。
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