2021年3月2日火曜日

14. サピエンス全史上下

 サピエンス全史  上下

  ユヴァル・ノア・ハラリ著 柴田裕之訳 河出書房新社

 2016年9月30日 初版発行 

 私は、2020年5月30日の毎日新聞「今週の本棚」でこの本のことを知って、早速購入したのですが、なかなか読み進めません。でも、手元にあると何かにつけて参考にちょっと開くということができ、やっぱり読みたい本は手元におくに限る、というわけで、そろそろ本気で「断捨離」にかからなければならないのに、本だけはますます増えていきます。

 「サピエンス全史」は、世界で1200万部突破だそうです。本のカバーによると、著者は<1976年生まれのイスラエル人類史学者。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えている。軍事史や中世騎士文化についての3冊の著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。>ということです。

 この頃の世相、日本だけでなく世界中で起きている様々なことを思うと、どうしてもホモ・サピエンスは終焉に近づいているのではないかと思えてなりません。下巻のカバー帯に「文明は人類を幸福にしたのか?」と大書してあります。おなじく帯に、山極壽一京都大学総長の「進化と文明の歴史を幸福の視点から問い直す」という言葉があります。どこまで理解できるかわかりませんが、なんとか全文を読み通したいものです。(何年もかかる!?)