2021年3月16日火曜日

31. ちょっと一休み


 毎日ブログを更新するのがこんなに大変とは!

81歳という年を実感する日々です。

昨日は、小学校以来の親友の誕生日。少しばかりのお祝いのプレゼントを送ったら、今朝届いたと電話がありました。中学卒業後、県外へ就職し、その後、郷里信州の高原地帯で高原野菜中心の農家に嫁いで60年、農業一筋。現在もお連れ合いと共に現役の彼女。高卒後、東京の大学に進学。都内の小学校教員として56歳で夫の病気のため退職し、介護生活8年、64歳で夫を看取り、一人暮らしとなった私。
 中学卒業までの日々を共に過ごしたとは言え、その後の人生はまったく別の道を歩んできたが、現在まで変わることのない友情を育んできた。本当に親友とはこういう関係を言うのだろうと思う。この前彼女にあったのは、10年以上も前だけれど、時々電話で話すその声は、若い頃と少しも変わっていない。話し始めるとあっという間に子ども時代にタイムスリップする。彼女は人生の支え。懐かしくありがたい存在。
 去年の夏大怪我をした私だが、今ではまあ普通に歩ける。歩けるうちに郷里に彼女を訪ねたいが、残念ながら「コロナ」という難敵が現れ、会いに行けない。早くなんとかならないものか。もう一度会いたい人のトップなのに。

 きょうの写真は、思い出話の写真。
 76年から88年まで、夫と共に4回のヨーロパ旅行をしましたが、1979年の旅は、フィレンツエとパリがメイン。7日間滞在のフィレンツエでは、ウフィツ美術館でボッチチェリの部屋を探して走り回りやっと見つけた「プリマメーラ」や「ヴィーナスの誕生」の前で大感激。
 その後、サン・マルコ修道院で「フラ・アンジェリコの受胎告知」に出会いました。複製を買ってきて、現在も我が家の玄関に飾ってあるのを写したのがこの写真です。


パリは10日間滞在、ヴェルサイユやセーヌ川上流のケルト歴史博物館など二人だけの旅の良さを満喫。写真もたくさんありますがここではお見せできないのが残念。4回の旅の記録は、98年に小冊子として100部ほど発行しましたが、現在手元には1部しか残っていません。