2021年3月9日火曜日

23.元始、女性は太陽であった

 昨日3月8日が国際女性デーだったので、夫の蔵書に「平塚らいてう自伝」(大月書店刊)があったのを思い出して書棚を探したら、左の写真の本が見つかった。上巻は1971年8月20日第一刷発行、下巻は同年9月6日第一刷発行。上下とも定価850円。50年前の850円はかなり高価な本だったんじゃないかな。


表紙上巻の帯には瀬戸内晴美の、下巻には美濃部亮吉の推薦文が載っていて、懐かしい。

現在、性差別問題に関心がある人や、積極的に取り組んでいる人々の間で、平塚らいてう「青鞜」はどのように扱われているのかしら。


「青鞜」の創刊号に載った与謝野晶子の詩が、上巻の312〜13ページに載っている。最初の一行は <山の動く日来(きた)る> 

この言葉は、1989年参院選挙で社会党が大勝し、当時の土井たか子委員長「山が動いた」と言って人々に知られた。

平塚らいてう「青鞜」はもちろんのこと、与謝野晶子土井たか子も、現在の多くの若者には「who?」かも なんて言ったら、若者に「若者をなめるなよ」って叱られるかな。叱られる方が嬉しいな。