2022年4月4日月曜日

NO.484 青木理さんの「抵抗の拠点から」サンデー毎日の連載

 




















サンデー毎日を宅配で購読している。ほとんど青木理さんのコラム、

「抵抗の拠点から」

を読むために、毎週新聞販売店から届けてもらっている。

 毎週裏切られることはないが、特に4月17日号は、日頃私が腹立たしく思っていることを胸のすくような筆致で述べている。彼のようなジャーナリストが日本のジャーナリズムの多数派になる日が来ることを心から熱望する。長くなるが写真では読みにくいと思うので、最後の3分の1を書き写す。

 テレビや、SNSの劣化を言い、その後での言葉だ。

 だからと言ってネットに期待を抱く趣味も私にはなく、SNSの類は変わらず一切手を出していない。劣化したメディアに扇動された愚者が大量に湧き出し、まとわりつかれ、乱暴で低俗な言葉の応酬につきあうつもりも、時間を費やすつもりも毛頭ない。そんな暇があれば、美味い酒を舐めつつ親しい友人と語り合う方がよほどまし。

 別に困ることはない。紙であろうと液晶画面上であろうと、国内だろうと国外だろうと、いくつかの良質な活字メディアの情報に目を凝らし、幾人かの良質な知識人や専門家の発言を丁寧に聞けば、知るべき情報は十全に知ることができる。思索の材料は、豊富に摂取できる。貴重な人生の時間をくだらぬことに費消する必要はない。

 願わくばその一角に、良質な活字メディアの砦を担う者たちの一角に、本誌が引きつづき存在していてほしいと思う。創刊100年、おめでとう。


🌻 サンデー毎日創刊100年としていろいろな特集をしているが、青木さんも最後にお祝いの言葉を述べている。創刊100年は確かに素晴らしいが、青木さんのおっしゃるように「良質な砦』として存在してほしいと切実に思う。青木さんのコラムのページが消えない限り、私はサンデー毎日を購読する。サンデー毎日の良質な砦の最有力は、青木さんの「抵抗の拠点から」だと思う。青木さんがサンデー毎日から消えることのないように願う。🌻