2022年4月26日火曜日

NO.507 2022年4月26日(火)「昭和天皇の戦争」 岩波書店発行を参考にした

 🌻 今日は4月26日火曜日。きのうオオムラサキの写真を撮って、2017年からPCに保存してある写真と並べて投稿するはずだったのに、久しぶりに外出したら疲れて寝てしまって、今朝になりました。ということで、今日二回目の投稿の内容は、美しい花とは真逆の話。もう、現世の腹の立つ出来事には、目をそらして、自然界の美しさだけを取り上げようと思った矢先、日本政府の恥ずかしい行いを知って、これは絶対許せないとパソコンに向かいました。 毎日新聞記事です。








みなさんは、この記事どう思われますか。

「ヒトラーとムソリーニと昭和天皇を同列に扱うことは全く不適切」という磯崎官房副長官の言葉こそまったく不適切。ヒトラーのドイツとムソリーニのイタリアと昭和天皇(海外ではヒロヒトと言うほうが有名)の3人が(ただし、1945年8月15日以前のヒロヒトは、人間ではなく神だった)、三國軍事同盟を結んでいた。

日独伊三国同盟は、1940年9月27日にベルリンで調印された日本、ドイツ、イタリアの軍事同盟である。正式名称は「日本国、独逸国及伊太利国間三国条約」である。ヨーロッパ戦争、日中戦争に参戦していない国からの攻撃に対する相互援助を約束した。(ウィキペディア

 第二次世界大戦の結果は、誰でも知っている通り、三國(日本、ドイツ、イタリア)は、負けた!その国の最高指導者(ドイツはヒトラー、イタリアはムソリーニ、日本は昭和天皇〜つまりヒロヒト)の中で、ムソリーニは1945年4月28日パルチザン隊に捕らえられ処刑され、ヒトラーは4月30日自殺した。ヒロヒトだけが沖縄ゼンメツ、広島長崎への原爆投下をも知りながら、なお敗戦を認めず、8月14日ようやくポツダム宣言受託を決め、8月15日の玉音放送となった。ヒトラー、ムソリーニが死んだ時点で日本もギブアップし、7月26日にポツダメ宣言が出た時点で、受け入れていれば、広島、長崎への原爆投下はなかった。それなのに「国体護持」に拘ってぐずぐずしていたのは誰の責任か。

 この経過をみれば、磯崎官房副長官の「ヒトラーとムソリーニと昭和天皇を同列に扱うことは全く不適切であり、極めて遺憾」との発言こそ、極めて遺憾であり歴史を正しく理解していない。ヒトラーとムソリーニと昭和天皇はそれぞれ三国同盟の最高責任者であり、第二次世界大戦を遂行した責任者なのだ。

 太平洋戦争(第二次世界大戦)における昭和天皇(ヒロヒト)の責任は大きい。ヒトラー、ムソリーニ、と同列に扱うことは、極めて遺憾どころか至極当然だ。私としては、戦後、天皇制が廃止されなかったことこそ、極めて遺憾だ。そして敗戦から77年の今も、「象徴天皇制」などというわけのわからない制度により、平和憲法の最初(1条から8条まで)に天皇条項を置き、その天皇制とは、男系男子のみを天皇とするという、まったくおかしな制度だ。この制度をいただく日本国の国民は、どんなに叫んでも真のジェンダー平等は実現し得ない。国民の総意による象徴天皇が男だけなんて、全く冗談かいと言いたくなる。

 ウクライナ政府は謝罪したというが、今、大変困難な時期に国民を世界中に避難させているのだから、避難先の政府からの抗議には、従うだろう。しかし、ウクライナ政府のお詫びの言葉をよく読むと私は納得できない。「友好的な日本の方々を怒らせるつもりはありませんでした」といって、ヒロヒトの写真だけは削除したという。ヒロヒト天皇をいただいて戦った戦争で敗戦国となった日本の、現在の政権担当者が、ヒロヒト天皇の敗戦責任を認めようとせず、他国に抗議するとは!私はウクライナに友好的だ。ヒトラー、ムソリーニとヒロヒトの写真を並べたことは、ごく当然だと思う。ウクライナ政府は謝罪する必要はなく、ヒロヒトの写真を削除しないでほしい。

 こんどのことで、すベての日本国民が怒っているのではないことをウクライナ政府にも、日本政府にも知らせたい。ウクライナに抗議した日本政府が恥ずかしい。