2022年4月20日水曜日

NO.500 ウマシカな人たちがたくさんいるみたい


 昨日のブログに書いた、吉野家の常務は、クビになったというが、そもそもそんな人物が常務として大きな顔をしていたことが信じられない。今日の朝刊は、私が思ったほどの大きな扱いじゃなかった!

東京新聞「こちら特報部」の「本音のコラム」(写真)

斎藤美奈子さんのコラムが、取り上げている。「大学案内に美女?!」という、びっくりするタイトル。

 全文書き写します。

 20日にはもう、ニュースになっているだろうか。18日、近畿大学教職員組合のアカウントが気になるツイートを流した。<近畿大学の広報について、組合は以前より苦言を呈していますが、大学案内で「美女図鑑」等、品性を疑う・・・>

 問題の大学案内は「2023近大グラフティ」と題する受験生向けのパンフレットで、ウエブ上にアップされた資料を見ると、たしかにこれは目を疑うものだった。

「美女図鑑」「美男図鑑」には「身長」「好きなタイプ」という項目が最初にあり、各学部を代表する学生の写真にも「今日のポイント」と称するファッション紹介(値段まで)が付く。

 教職員組合のツイートは<この特集だけではなく、ここに載せる学生を教員に推薦させる際、平然と「ビジュアルのよい学生を推薦してください」などと言ってくる広報室には呆れるほかない。。>とも記している。

 あまりに露骨なルッキズム(外見至上主義)。

 おりしも吉野家の常務が早稲田大学主催の社会人向け講座で「生娘がシャブ(薬物)漬けになるような企画」と発言。吉野家と早大は謝罪する事態に至った。近大の場合は大学当局が発行する公式の大学案内である点でよりタチが悪い。今日の認識ではルッキズムはれっきとした人権侵害だ。大学がイメージダウンどころか差別に加担してどうする。

🌻 ジェンダーフリーや男女平等という言葉が市民権を得ても、その内実が理解され、実現されるのは、いつのことか。夫婦別姓でさえ、難癖を付けるお偉い国会議員の先生方が、いらっしゃる現実。吉野家の常務の発言も、そのどこが悪いのかわからない男たち(まさかと思うが女たちも)少なからずいるようだ。真の女男平等は遥か彼方ですね。💢

お口直しの写真を。