2022年9月7日水曜日

NO.674〜2022年9月7日(水)今日3回目の投稿〜日本映画「動乱」を見た〜

 🌻 今日9月7日午後1時から、NHK・BSプレミアムで、1980年1月29日公開の日本映画「動乱」を見た。(なんと42年前の映画!!!)第1部「海峡を渡る愛」第2部「雪降り止まず」連続放映。映画館では見ていなかったが、テレビで見たことがあったかな?覚えていない。しかし、高倉健(1931年2月16日生まれ2014年11月10日没)と吉永小百合(1945年3月13日生まれ)の初共演が話題になったことは知っていた。描かれた時代は1932年5月15日の五一五事件から1936年の二二六事件までの、日本近代史の中でも重要な時代。私が生まれた1939年9月には、ヒトラーのナチスドイツがポーランドに侵攻して第二次世界大戦が始まったのだから、その前夜に当たる。当時日本(大日本帝國)は朝鮮を植民地とし、中国東北部に満州国という傀儡国家を建国していた。

 私が生まれる前の数年間はそんな時代だったのだ大日本帝國の罪は大きい。そしてその帝國の統治者天皇裕仁は、1945年8月15日に「神」から「人間」になった。(今から思えばすっごくおかしなことだよね。天皇の「人間宣言」っていうのがあったのよ!)今日見た「動乱」の中で「天皇陛下」という時かならず「気をつけ!」の姿勢をとり、まさに「天皇」は「神」であった。「天皇制」という制度がいかに非人間的なものかがわかる。その「神」の命令により、無数の、それこそ星の数ほどの人間(日本人、他国人を問わず)の命が、ゴミ屑のように扱われ、奪われた。

 今、本当に馬鹿げた「敵基地攻撃」だの「軍備費増額」だのと言うボケ議員たちに、また現職の自衛隊員たちに、映画「動乱」をじっくり見て欲しい。また更に、神であった天皇裕仁の一族に、「天皇陛下万歳」と叫んで死んでいった若者たちを描いた「動乱」その他の映画を見て欲しい。(もっとも、見ても何も感じないかも)

 世界が戦争の恐怖の中にある今、よくぞこの映画「動乱」を放映してくれたと思い、見終わった後NHKに「感謝の電話」をした。NHKには、番組にへの意見や感想を受け付ける電話がありますよ。0570ー066ー066〜午前9時から午後8時まで(土、日、祝もOK)

 というわけで、今日3回目の投稿は映画「動乱」を見たことから、日本が1945年8月15日の破滅に至る前夜の歴史をちょっと勉強し直しました。それにしても、天皇制という制度を確立し「大日本帝國」を打ち立てた明治維新とは!?

 (まったくの余談ですが、この映画に出てくる俳優たち、ちょい役に至るまで、名優が多い。現在の映画には疎いけれど、歴史に残る名優っているのかしら)