6月17日の毎日新聞夕刊
「特集ワイド」を開いて、
ぞっとした。
参院選前に政治の現状問う
「民主主義返上」の岐路
広がる「批判なき社会」
ついに日本はこんな国になってしまったのか。日頃から、ホモサピエンスの劣化とか人類の黄昏などと口にしていたし、実際、社会の様々な様子を見ていて、ほんとうにこの国には未練はないなどとも言っていたけれど、宇野重規東大教授と与良正男毎日新聞専門編集委員の対談の見出しにこんな見出しが踊ることになろうとは!
読み終わって実際その通りだと頷きますます暗い気持ちになった。なぜ、こんなことになってしまったのだろう。最後の宇野教授の言葉↓が突き刺さる。
「まずは投票に行くことです。日本人は民主主義を返上していいのか、と言っておきたい。」
もうひとつ、ぞっとした記事は、ウォールストリートジャーナル日本版6月号(毎日新聞に入ってくるのですよ)の大きな見出し!
「銃規制強化論を阻む巨大な壁」
相次ぐ乱射事件受け運動に広がり資金力では反対派が圧倒
どうしてそうなってしまうのか。規制反対派は、自分の家族が銃の犠牲になっても規制には反対するのだろうか。本当に理解できない。そんなアメリカと同盟を結んで(というより、相変わらずアメリカに支配されて、言うなりになって)独自の外交もできず、沖縄の基地問題も一向に解決できずにいる、日本という国。そして安倍が怖くて言いなりになっている岸田政権を支持する人が多い国民。
こんな日本に希望を持てない、選挙にもいかないなんて言ったら、宇野先生に叱らるでしょうね。何があっても、選挙に行くしか主権者としての意思表示の場はないのですからね。60年安保の時「岸を倒せ!」と叫んで連日国会前に詰めかけた行動が実を結んで、実際、岸信介(安倍晋三の祖父!)内閣は倒れた、その再現はないだろうと思うと闘志もしぼんでしまう。
ここまで書いて、夕刊を取りに行った。本当に背筋が寒くなった!!東京新聞夕刊1面にこんな大見出しが!!!
軍拡で制裁に対抗
プーチン氏核使用改めて言及