2021年8月31日火曜日

NO.246 8月31日 その2

 😰 😰 😰 暑い夏だった。自然界も人間界も暑苦しく、「一服の清涼剤」などどこにもなかった。極め付けはアフガン。日本の政局云々をはじめ、世界中の人間の有り様がおかしい。そんな気持ちで過ごした月も終わりに近く、友人のSさんから、悲報が。Sさんと私の共通の知人Fさんの急逝の知らせだった。まさに青天の霹靂。私と同い年の女性。お連れ合いと娘さんとの3人暮らし。ひと月ほど前、電話で話をして、お元気だったのに!

思いもよらぬ事だった。アフガンを思い、中村哲さんを思い、鬱々としていたところへの悲報。同い年という事で、ショックは大きい。その知らせの手紙の中のSさんのことばに深く共感したので、Sさんの了解を得て、ブログに投稿します。

Fさんの突然の死、人間に限らず、命を授かった生き物は、すべて、いつかは消滅しなければならない運命にあるとは言え、この世の無常を感じてやみません。でも、だからこそ、生きることは輝きなんでしょうね。どんな人にとっても。せっかくの命を騙したり、奪ったり、殺戮しあったり、そんなことに使いたくありませんね。

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世界中で、人間がおかしくなっている、地球そのものも、人間のために破壊されつつある。この先どうなっていくのか。今の小学生が20歳になる頃、どんな人間になるのか、そんな思いが強い。今日2021年8月31日の毎日新聞朝刊13版8面「オピニオン面」<そこが聞きたい。>に登場の山田洋次監督。インタビューの最後に「次世代への提言は」と聞かれて、次のように答えている。

 進歩とか、発展とか、経済優先とかいう言葉を疑ってかかるべきです。山や野原の植物が残るよう、これ以上、地面をコンクリートで固めないように。軍事施設を建てるために自然を壊すなどは恐ろしい事です。子どもたちはカエルやオタマジャクシ、メダカと一緒に遊ばなければいけないのです。野原を駆け回り、裸足で海岸の砂浜の上を歩いた記憶。昆虫を手で触った記憶。そんな記憶をいまの子どもたちは持っているのか。日々の暮らしで生命を肌に感じることができる。そういう地球を子どもたちに残していくべきです。