2021年12月20日月曜日

NO.374 天皇制について

 * 12月15日、NO.367の「一寸先は闇」に、サンデー毎日の以下の記事を載せた。

 今日のおまけ記事。サンデー毎日12月26日号18ページ *

新・皇室論 (上) 皇室は反論権を持つべきなのか 

眞子さん結婚問題、秋篠宮会見の歴史的深層 特別寄稿 保阪正康

今日配達のサンデー毎日2022年1月2日9日合併号に、その続き「新・皇室論(下)」が載っている。

眞子さんの結婚問題をめぐって延々と書き続けた多くの週刊誌は、その後どうしているか知らないが、保阪正康氏の「新・皇室論」(下)の結語は<いまこそ、新・皇室論の論点を整理して国民が深く考える時だということになるように思う。>となっている。それは、「天皇制」そのものを考えるのではなく、「天皇制」を認めた上での話。天皇制そのものについての議論は、どうなっているのか。私の手元にある天皇制関係の本の中から2冊を紹介する。


左は2020年11月20日第一刷発行

右は1975年5月30日第一刷発行


「反天皇制論」は、1975年(昭和50年)、戦後30年という区切りの年に出版され、はっきりと「反天皇制論」としている。この本の出版から45年後に出版された「これからの天皇制」は、様々な視点から天皇制を論じているが、「反天皇制論」ではない。45年の間に「天皇制問題」はどう変わってきたのか。読み比べると実にたくさんの問題が浮かぶ。「天皇制問題」は、今や「眞子さん結婚問題」に矮小化されてしまった。今回の保阪氏の「新・皇室論」も、「反天皇制論」ではない。天皇制(皇室)は、なくそうということにならないものか。

*おまけは、金柑の甘煮*(昨日収穫した全てを昨日の午後甘煮に)