2022年5月7日土曜日

N0.521 5月15日「日本復帰50年」を前に

 [okinawa復帰50年]復帰の日 正答率22% 県内高校生調査 依然低い水準 (今朝届いた沖縄タイムスメールニュースより)

* 1972年昭和47年)5月15日に、沖縄琉球諸島及び大東諸島)の施政権アメリカ合衆国から日本国に返還された *

その日を知っている沖縄の高校生の正答率が22%とは、信じられないが、すべての日本人に、5月15日はなんの日って聞いても、すぐには答えらえないでしょうね。

私だって急に聞かれたら答えられるかどうか怪しい。

1945年8月15日は、すぐに答えられても、じゃあ、日本が太平洋戦争に突入した日はと聞かれても、多くの日本人は答えられないかも。

1939年9月1日 第二次世界大戦始まる(ドイツがポーランドに攻め込む)

1942年12月8日 太平洋戦争始まる(日本がハワイの真珠湾を攻撃)

1945年8月15日 第二次世界大戦(太平洋戦争)終わる(日本敗戦記念日)

1952年4月28日 講和条約により沖縄がアメリカの施政権下にはいる

1972年5月15日 沖縄日本復帰(とは言え、現在でも国内の米軍専用施設7割が沖縄に集中。沖縄本島の面積の約15%を占める。そして辺野古問題!!!)

歴史を知る事の大切さは全くその通りだが、日々の暮らしに追われていては、なかなか大変だ。しかし、今があるのはその歴史、大げさに言えば地球が生まれたその日からの歴史の上に今この瞬間があるわけで、歴史を学び知る事は全く大変なことですね。それでも、自分がこの世に生まれてからのことの中で、今の世の中のありようになんらかの影響を及ぼしていることは、知っておきたいと思う。

* 話は全く違うが、残り少ない我が人生を思うとき、ほとんど「悔い」は残らない。が、ひとつだけ残念なのは、沖縄を訪れたことがなかったこと。それ以外の全国都道府県は、列車での通過も含めればすべて訪れた。鹿児島の開聞岳頂上にも立ったし、今、問題になっている知床の海も見た。今後、どう頑張っても沖縄に行くことはできないだろう。沖縄問題に関心をもち、沖縄の人々に心を寄せても、その地に立たなかったことは本当に悔やまれる。『みると聞くとでは大違い』というが、本当に残念だ。

* 昨日の毎日新聞朝刊オピニオン面「論点」に、沖縄タイムス元記者で東京在住のジャーナリスト渡辺豪さん(53)と、那覇市の高校卒で郷里の石川県珠洲市で沖縄関連の活動を続ける坂本菜の花さん(22)が対談した。(構成・鈴木英生)という3分の2面の大きな記事が載った。下の写真。素晴らしい記事。