2022年5月13日金曜日

NO.529〜2022年5月13日(金)奥野斐さん「群像」6月号に登場!

 一番最近群像を買ったのは2019年4月号だ。これは「橋本治」の絶筆論考が載った追悼「橋本治」号で、その雑誌に2019年3月12日の東京新聞夕刊「大波小波」の切り抜きが挟んである。そのコラムは「橋本治とは何者だったのか」というタイトルで、書き出しは「橋本治が亡くなり、今月の文芸誌には追悼文が並んだ。なかでは『群像』が充実していた。橋本自身が病床で書いた絶筆評論「『近未来』としての平成」と船曳建夫の回想「おーい、橋本」が載っているからだ。というものだ。

 こんど、応援している東京新聞記者の奥野斐さんの論考が「群像」に載ったので、久しぶりに買ってみた。まず驚いたのは、3年前と比べて表紙がすっかり変わったこと!表紙右上に奥野斐さんの名前。

  奥野さんの論考は「『家族観』を塗り替えていくために」というタイトル。折々に東京新聞紙上で署名記事を読んでいたが、その集大成とも言えるまとまったものを読むと、改めて奥野さんの仕事がわかる。群像がこのような論考を載せたということは、やっぱり少しずつ社会の有り様が変わってきているということだろう。『伝統的な家族観』などと寝ぼけたことを言い募っている政治家たちに、じっくり読ませたい。頑張れ奥野斐さん!