2022年5月6日金曜日

NO.520 ~シズちゃん便り〜

  お元気ですか・・・、とお声掛けしたいのですが、ここのところ体調がすぐれないご様子、気になっています。とくに、視力が午後になると低下なさるとのこと、新聞、雑誌、書籍、パソコンと多岐に渡って目を使っておられるのではないでしょうか。お庭の新緑で、どうぞ大切な両目をお労りくださいますよう。

  私は日々、新聞を開くと憂鬱な気持ちになって仕方がありません。あまりにも世界がめちゃめちゃすぎて・・・。とくに日本の様々な分野における低下が著しくて。国民(若者・壮年期の方々)もそれに抗う情熱などほとんどが持ち合わせていなくて。

 

  改憲賛成が半数以上だなんて、恐ろしいです。先の大戦でどんなに過酷な体験も喉元過ぎれば痛みを想像することすら、なくなるのでしょうか。
  ウクライナの出来事に破壊され尽くし、食料、水も絶たれる恐怖を他人事ではなく我が身に引き寄せて感じたいです。そうならないために日本国憲法の不戦の誓いを死守したいです。

 

   一方、安倍ら自民党の底流にあるものは明治憲法の復活、基本的人権より天皇をいただき、個人の尊重より家族主義、隣組のような相互監視社会と考えただけで息苦しくなるのに、どうして国民の多くは思いが至らないのでしょうか。

  攻められる前に敵基地攻撃だなんて、日本の戦力では不可能だと思うけど(そもそも日本国憲法では認められていない)、いやいや、大学も巻き込んで日本は戦闘能力強化を測っていくし、そのために憲法も改悪するぞというのが現自民党政権の思惑なんでしょうね。そうだ、そうだという国民の声が広がっていくのが憂鬱です。

 

日本人って、なんなんだろうと、時々分からなくなります。

 安倍政権を長きに渡って許してきた国民にも責任はおおいにあると思います。

 

🌻 シズちゃんお便りありがとうございます。体力には自身があったのですが、80の声を聞いた途端に「年をとるとはこういう事か」の思いを強くしています。実母は、長年看病した夫(つまり私の実父)が他界してから5年あまり、信州の家で一人暮らしでしたが、一人でおくのは危ないという近所の親戚の意見で、東京の我が家に来たのが今の私の年82歳の時でした。それから2年後84歳で他界。とすると私の寿命もあと2年!?

    この頃の世の中、あまりにもひどくて、私もいたたまれない気持ちになります。 自民党どころか、野党も続々と自民に擦り寄り、太平洋戦争当時の大政翼賛会のような様相を呈してきましたね。

 自民党を支持している人々は、何を考えているのか、理解できない。私はもう、残り少ない人生だけれど、これから何十年と生きていく人々は、それぞれの人生をどう考えているのかしら。子どもたちの未来はどうなるのか。心配です。🌻