夫は、結婚34回目の記念日の、ひと月と6日後(2004年6月29日)に、千の風になって大空の彼方に。
新井満の著書「千の風になって」を遺影の前に置いていて、時々声に出して読んだり、歌ったりしている。
夫は足掛け10年に及ぶ闘病生活を経ての終わりだったが、私は願わくば、あっという間に飛び立ちたいなと思っている。しかし、こればかりは、誰にも予測はできないことだろう。ただ、我が人生もう十分生きたという気はしている。いつでも千の風になる準備はできていると、今は思うけれど、じっさいその時になったらどうなるかしらね。泣き叫ぶか暴れるか!?
ただ、今現在の人間社会〜日本も世界も〜を見ていると、こんな状態の中で、安心して千の風にはなれないなあと思う。十分生きた、悔いはない、この世のあり様も心配いらない、安心して旅立てる、そんな終わりを迎えられたらどんなに幸せだろう。しかし、その望みは当分かなえられそうにない。仕方がないから、日々観念して生きていこう、健気な草花たちに慰められながら。
ところで、昨日おしまいにしたシャクヤクですが、今朝ついに花瓶の周りに花びらが落ちていました。そこで、花びらを花の形に並べて見納めの写真を撮りました。
今年、実生で庭に生えてきて、開花したこの花。
やっと名前がわかりました
瑠璃唐綿 (るりとうわた)
珍しい名前ですね。
結婚記念日の花になりました。