2022年5月23日月曜日

NO.542〜2022年5月23日〜52回目の結婚記念日〜

 

1970年5月23日 私の従兄が支配人をしていた、高輪プリンスホテルでの結婚式。今思えば、随分大げさな結婚式だが、当時は二人の結婚というより、家族親戚、職場の上司などなどを招待する一大イベントだった。新婦も、洋装から和装とお色直しをして、日頃の私たち二人の生き方とは、随分違ったものになった。上の一同揃っての写真の中で、半数はすでに千の風

  

夫は、結婚34回目の記念日の、ひと月と6日後(2004年6月29日)に、千の風になって大空の彼方に。

新井満の著書「千の風になって」を遺影の前に置いていて、時々声に出して読んだり、歌ったりしている。


夫は足掛け10年に及ぶ闘病生活を経ての終わりだったが、私は願わくば、あっという間に飛び立ちたいなと思っている。しかし、こればかりは、誰にも予測はできないことだろう。ただ、我が人生もう十分生きたという気はしている。いつでも千の風になる準備はできていると、今は思うけれど、じっさいその時になったらどうなるかしらね。泣き叫ぶか暴れるか!?

ただ、今現在の人間社会〜日本も世界も〜を見ていると、こんな状態の中で、安心して千の風にはなれないなあと思う。十分生きた、悔いはない、この世のあり様も心配いらない、安心して旅立てる、そんな終わりを迎えられたらどんなに幸せだろう。しかし、その望みは当分かなえられそうにない。仕方がないから、日々観念して生きていこう、健気な草花たちに慰められながら。

ところで、昨日おしまいにしたシャクヤクですが、今朝ついに花瓶の周りに花びらが落ちていました。そこで、花びらを花の形に並べて見納めの写真を撮りました。









今年、実生で庭に生えてきて、開花したこの花。

やっと名前がわかりました

瑠璃唐綿 (るりとうわた)

珍しい名前ですね。

結婚記念日の花になりました。