2021年5月31日月曜日

126.だから本は捨てられない!

* 最近「時代を撃つノンフィクション100」佐高 信 著(岩波新書2021年3月19日第1刷発行)定価(本体820円+税)を買いました。

 その中で最初に取り上げられているのが「永山則夫著 無知の涙」。永山則夫の著書は幾つかあったなと思いながら書斎の書棚を探したら、以下の3冊がありました。発売順に。本の奥付の表記のままですが、捨て子ごっこの奥付は縦書き。

*  動揺記1 

  発行所 辺境社 発売所 勁草書房 第1刷発行 1973.11.30. 

  ¥780

* ソオ連の旅芸人 パロール・パロディストの一日 

  定価1200円 1986年3月15日 第1刷発行

  発行所 言葉社 発売 株式会社昭和出版 

* 捨て子ごっこ

  昭和62年7月10日初版印刷 昭和62年7月15日初版発行

  発行所 河出書房新社

* 代表作「無知の涙」もあったはずですが、誰かに貸したままなのか、見当たりません。処分したはずはないのですが!永山則夫事件は、亡夫の大学時代の親友(2002年没)が、弁護人の一人だったこともあり、忘れられない事件です。でも亡夫も逝ってすでに17年、私の記憶もかなり不鮮明になっていますが、上記3冊が残っていたのは良かったな。また読み返したいと思います。こんなこともあるので、本の断捨離?はなかなか進みません。

 古い本もたくさんあります。変わったところでは昭和16年発行「ギョエテ研究」文学博士 茅野蕭々著 定価二圜八十銭 縦21センチ横15センチ重さ900グラムの代物!1927年生まれの亡夫が中高生時代愛読していた蔵書の一部ですがギョエテとはおれのことかとゲーテ言い」という戯れ句を思いだしました。


2021年5月30日日曜日

125.庭の植物たち3題



 わかるでしょうか?

紫式部の葉の付け根から

ポチッとちっちゃな緑の

蕾みたいなものが出ました。

花芽です。

茎はもうムラサキですが、やがてムラサキのはなが咲きムラサキの宝石のようなツヤのある実になります。

紫陽花とカラーはもうおなじみですよね。でも、この角度からの紫陽花の写真は初めてだと思います。カラーの葉もずいぶん大きくなりました。




124.『はらぺこあおむし』が話題になって思い出すこと

 はらぺこあおむし』 の作者が亡くなって、大きな話題になりましたね。昔、小学校教員をしていた時、特に低学年担任だった時には、いろいろな本の読み聞かせをしました。なぜか、はらぺこあおむしは読んだことがなかったのですが、調べてみたら、日本で最初に出版されたのが1976年偕成社からだったのですね。その時私はもう、高学年担任だったので、はらぺこあおむしの読み聞かせはしなかったのだと思います。

* 低学年での読み聞かせの思い出で一番懐かしいのは、「長くつ下のピッピシリーズ」です。子どもたちも大喜び、グループに分かれてピッピの紙芝居作りをして楽しみました。(今手元にあるのはは、2018年から2019年にかけて岩波書店から発行されたリンドグレーンコレクションの「長くつ下のピッピ」「ピッピ船に乗る」「ピッピ南の島へ」の3冊) 

 また、北極のムーシカミーシカ」も印象的です。地球温暖化で極地の氷が溶け出したなどという話を見聞きすると、いつも北極のムーシカミーシカ」を思い出します。

 子どもたちが大喜びしたのは「ちびくろサンボ」。トラがバターになったところなどみんな手を叩いて喜びました。手元には、「岩波書店、昭和40年3月10日第13刷発行、定価150円」があります。)

 ところが「ちびくろサンボ」は黒人差別だという意見が出てきて、絶版となり1990年8月10日径[こみち]書房から「『ちびくろサンボ』絶版を考える」という本が出ました。手元にあるのは1991年2月20日第7刷発行のものです。2021年5月30日現在「ちびくろサンボ」に関してウイキペディアの記述は以下のとおりです。ご参考までに。

* 2005年(平成17年)6月に著作権の切れた岩波版(光吉夏弥訳)の『ちびくろ・さんぼ[24]』が瑞雲舎から17年ぶりに復刊され、5カ月で15万部を売った。ただし、岩波版は原作でなく、黒人の人種的特長を誇張で問題になっているフランク・ドビアスの絵柄[25]を基にした問題のあるものでありこの絵を使ってのちびくろサンボの復活にはロサンゼルス・タイムズ紙をはじめ、海外のメディアは批判的にこの復刊を伝えたが[要出典]、かつての絶版騒動の頃と違い、国内のマスコミが静観したこともあって[26]、特に大きな問題となっていない。岩波書店はこの復刊を編集権の侵害として抗議したとされている。また、旧岩波版が抱えていた著作権問題は新しい瑞雲舎版でも解決されないままである。 瑞雲舎は、その後も、もともとは岩波版1冊に収められていた、もうひとつのストーリー[27]を別冊にして『ちびくろ・さんぼ2[28]』、ヘレン・バンナーマンによる別の絵本を原作としたストーリーを『ちびくろ・さんぼ3』と銘打って出版。ただし、主人公が女の子から男の子になるなど、内容面はほとんど違う物語といえるくらいに改変されている。

2008年(平成20年)6月、径書房が岩波版『ちびくろ・さんぼ』のもとになった、アメリカ版原書を忠実に再現した『ちびくろサンボ[29]』を出版。岩波版では、サイズなどの規定によって、まるまるカットされたり、切り貼りや左右反転といった形で流用されていたイラストも、原形のまま掲載している。

2021年5月29日土曜日

123.LGBT法案提出見送り〜自民党内反発で〜

今日の東京新聞 2面*

LGBT法案提出見送り

自民混乱 衆院選へ影響回避

合意の野党は反発 

*26面には*

期待一点遠のいた理解

LGBT法案自民党内反発で見送

「傷つけられ損」当事者ら失望の声

26面の記事は奥野斐記者の署名記事。

東京新聞はこの問題に力を入れている。奥野記者はナオコが個人的に知っている記者。彼女の活躍を応援しています。それにしても大事な法案が選挙の具にされるとは!怒り心頭!!!









2021年5月28日金曜日

122.28日の花たち

14日の南天






右は28日開花した南天








紫陽花2題



121.「著名人」とやらの「言い訳」を嗤う!

 😝 何が傑作かって、これほどの傑作はない!悪さを見咎められた悪童が、慌てて言い訳してるのに似てる。でも、れっきとした大人で、東京新聞によればみなさん「著名人」とのこと。昨日27日の東京新聞夕刊6面の記事をそのまま引用します。

😝新聞の見出し<リコール不正 事務局長逮捕1週間>

<運動応援した著名人は>

愛知県知事リコールを巡る著名人の主な発言(ナオコ註 文字色青は疑惑発覚前文字色赤は事務局長逮捕後

*百田尚樹氏

税金でこういう展示が行われるのは税金詐取。一種の詐欺事件じゃないかとの見方もある。大村知事は謝らない。都合が悪くなると開き直る。[2020年6月会見]

わしに何の責任があるんや!高須院長から、記者会見やるから来てもらえないかと前日に電話を貰(もら)ったので、行っただけやないか!リコール運動にエールを送ったが、活動には一切無関係や。不正のことなんか何も知らんわ[20日ツイッター]

竹田恒泰氏

大村知事は民主主義によって知事になっておきながら、民主主義を破壊する行為を行った[20年6月会見]      ツイッターに反応なし

*武田邦彦氏

芸術の名を借りて政治的な宣伝とか、虚偽の事実の開示が行われるのは不都合[20年6月会見]

リコールはあいちトリエンナーレの企画展に対する県民の評価を問う大切な機会。リコールそのものがマイナスの印象になってしまったことは大損害だ[19日本紙電話取材]

*吉村洋文氏

リコールという制度が民主的に認められているので、それに取り組むことには賛成だ。応援する。[20年6月記者団に]

偽善は犯罪行為で、あってはならない。厳正に処罰されるべきだ。党として関与しているものではない。[19日定例会見]

😝 とにかく恥ずかしいというか、みっともないというか、やっぱり嗤っちゃうというのがぴったりですね。道徳が正式の教科になって評価対象だそうですから、これはいい教材ですね😝



2021年5月27日木曜日

120.人新世の資本論、斎藤幸平さんへのインタビュー(後編)

「人新世の『資本論』」斎藤幸平さんに聞く ー後編ー

5月21日の「一寸先は闇」に投稿した斎藤幸平さんへのインタビューの後編が25日の毎日新聞朝刊13版4面に載った。

全文は新聞でお読みください。最後の段落を書き写します。(*で、新聞は行替えをしている。文字色は、ブログ筆者による)

見出しは個人情報 市民の共有に

巨大IT囲い込み管理

資本主義の搾取メスを

巨大IT企業は、便利なサービスを提供する代わりに利用者の個人情報を吸い上げ、自らのビジネスに活用している。情報と富の偏在に警鐘を鳴らす大阪市立大の斎藤幸平准教授(34)に、「データ資本主義」とも言うべき現在の経済への対処法を、前編に続いて聞いた。聞き手 村尾哲

デジタル化をすれば環境負荷が減るという幻想がありますが、実際にはサーバーの冷却のために膨大な電力が消費されているし、電気自動車にしても、クルマに依存している限りは渋滞や事故や騒音や廃棄物といった二酸化炭素以外のさまざまな問題も生じます。パソコンや電気自動車などの製造のために、リチウムやコバルトといった大量のレアメタルが消費され、20世紀の帝国主義のように途上国での資源収奪競争が行われています。これでは何のためのカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出実質ゼロ)かわかりません。*人間の活動が地球上を覆い尽くす「人新生」と呼ばれる環境危機の時代には、今までどおりのライフスタイルを続けながら環境負荷だけ減らしていくというのでは間に合わない。SDGs(持続可能な開発目標)だけでなんとかなるというのは、まやかしなんじゃないか。豊かさとは何かを考え直さないといけません。持続可能な経済に移行して、地球が抱える危機を止めるためには、経済成長を前提とした資本主義そのものにメスを入れざるを得ないのではないでしょうか。

🌻わたくしプロテアナオコは、斎藤先生のご意見に共感します。現在の経済界に君臨している人たちや彼らから資金提供をうけている政治家の皆さんははどうなのでしょうか。それにしても斎藤先生34才とは!

🌷話かわって、きのうの東京新聞夕刊は、朝刊の木村太郎コラムと反対に、素敵な話が載っています。木村コラムなんか早いとこ終わりにして、このような素晴らしい話をどんどん発掘してほしいものです。

<中村哲さん奮闘の日常>アフガンで活動元同僚が写真集を出版。手掛けたのは、 2001年4月から5年にわたり現地で働き、現在は京都芸術大准教授の中山博喜さん(45)「水を招く」(赤々社)

🌷2970円で6月中旬に出版する予定🌷

詳細は東京新聞26日夕刊6面をごらんくださいね。


2021年5月26日水曜日

119. 東京新聞、「太郎の国際通信」は最悪

*かねて、「一寸先は闇」は、東京新聞が木村太郎を「太郎の国際通信」として、紙面の6分の1を占める大きな場所を提供する好待遇なのを批判してきた。最近は読むのも腹立たしいと思って、タイトルだけで読み飛ばしてきたが、きょうは親友からメールが来たので読んでみた。

親友のメールは  イスラエル様々な木村おやじ。まったく東京新聞も何考えてるんだろう?UFOの時も酷いけど、今日(5月26日)のはイスラエルですからね「わたしたちの心はイスラエルと共にある」と言った中山防衛副大臣と同じだ 」

プロテアナオコも言いたい!東京新聞はなぜかくも木村太郎を優遇するのか。よほど彼に大きな借りでもあるのか。このまえは「UFO」、今度はイスラエル。トランプ退陣により、トランプよいしょがなくなってやれやれと思ったら、これだからね。彼は、イスラエルの「エルサレム・ポスト」と米国の保守系ニュースサイト「ワシントン・フリービーコン」の記事を援用している。この援用も偏っていないか。世界中で様々なメディアや個人がイスラエルの暴挙を非難しているが、彼の記事では、ハマスは爆撃してもいいのだと言わんばかりだ。

作家の辺見庸さんがご自分のサイトの5月17日の記事に

ベンヤミン・ネタニヤフは最悪の殺人者である。イスラエルと
パレスチナは〝暴力の応酬〟ではない。一方的虐殺だ。

と書いた。全くその通りだと思う。

* 東京新聞は、たぶん原稿料を支払って木村太郎に「書いていただく」のだろうから、木村意見は東京新聞も納得しているのだろう。もしそうなら、ガックリだ。

 東京新聞は、ジェンダー問題での頑張りや、「本音のコラム」を含めての「こちら特報部」の奮闘や、佐藤正明さんの政治漫画や、東京新聞 社会部「子どものあした」取材班のユニークな取り組みなどなど、素晴らしい記事も多いのに、木村太郎を優遇するとは、大きなマイナスだ。

<今日買った本>

白井聡「主権者のいない国」 講談社

2021年3月25日第一刷発行2021年4月12日第二刷発行1700円(税別)

辺見庸「コロナ時代のパンセ」 毎日新聞出版 

2021年4月10日印刷2021年4月25日発行1800円(税別)


2021年5月25日火曜日

118.昔も今も!!!

 
宝島社の竹槍全面広告、インパクトがありました。それに触発されてわが干からびた頭に戦時スローガンが浮かんだのですが、今でもはっきり覚えていてスラスラ言えるものも幾つか。

   !欲しがりません勝つまでは

  !足らぬ足らぬは工夫が足らぬ

  !贅沢は敵だ

  !進め一億火の玉だ

  !産めよ増やせよ

私の0歳から5歳までは、こんな世の中で育ったのですね。でも、以上のスローガンはコロナ禍の今、私たちに降りかかっている自粛自粛に似ていますよね。歴史は繰り返します。ネットで調べたら、もっともっと今の状況に似ているものが出てきましたよ。今言われている要請、お願いに似ているものがいっぱい!!!(表記は当時のまま)

!時局柄遊楽旅行は止めませう

!混雑の折柄不急の旅は差し控へませう

!地方の人も無暗に都會へ出ぬやう

!米英を消して明るい世界地図(ナオコ注 消されたのはどの国?)

!心のゆるみは敵より怖い

!進め一億火の玉だ

!買はないですませる工夫

!心も武装せよ

!贅沢は敵だ(デパートの高額商品はなんとやらに似てる)  

*プロテアナオコさんは、家の模様替えが大好き。築51年の家ですが、家具の配置や壁の飾りやその他とにかく家の中をあれこれ変えるのが好き。政府に言われなくたって、不急不要の外出なんかせず、引きこもり最高!右の写真は、最近模様替えした玄関です。この写真の上の方には、前にお見せしたゲルニカの複製の大きな額。丸い皿は79年の夫婦旅行でポルトガルで買ってきたものでゲルニカとこれは1年中ここに。季節によって変えるのはカーテンとテーブルクロス。大きな丸いテーブルクロスは、ハンガリーの民芸品。この刺繍は人間国宝級の人の作品とのこと。下は下駄箱ですが戸を外してレースのカーテンを下げました。これは春夏仕様。秋から冬にかけては、クロスもカーテンも冬仕様にします。

2021年5月24日月曜日

2021年5月23日日曜日

116.ワクチン接種システム(杉並区の場合)素朴な疑問

? 接種した高齢者からの 素朴な疑問 ?

74歳、第一回接種を経験した人(杉並区セシオン会場)の感想が寄せられました。

[ 電話予約 ] 

0570のため有料

その都度「録音します」「60秒10円です」が音声で流れる上、とばしたり対応したりできないので、ひたすら待つ。これが終わって、ようやくオペレーターにつながるが「こみあっています。おかけ直してください。」となり、また0570〜から始まる。それで諦めてしばらくたってかけるのはダメ。私の場合は続けて3回かけたところで予約できた。

[受付]

セシオンで10時40分の回。10分前に来るように指示あり対応のスタッフはかなりいたが、研修の不足は明らかで、各人の言うことに乱れが見られた。ボランティア(?)のおじさんは、「オレたちはまだワクチンしてないんだよ」と喋りかけてきた。接種会場でクラスターが起きたらシャレにならない!

[予診票の点検]

私の場合は持病もなくかかりつけ医もない。それで、病気の項目はすべて<イイエ>にチェック。そのためかかりつけ医は接種しても良いと言いましたか」の項目に、無回答だったところ、<ハイ>にチェックを入れるよう要求された。これはおかしい、かかりつけ医はいないと回答しているのに、かかりつけ医が接種OKと言ったなどといわせるのか?

[接種]

医師の問診、接種そのものはスムーズにいった。接種後は、病気や薬の服用中の人は15〜30分待機。その他の人は帰宅。私はすぐ帰宅。

[二回めの予約]

二回目の予約は接種翌日からまた電話やネットで行う。接種会場の人手は十分足りているのだから、その場で予約を受け付けてほしい。もし、また電話やネットでの二回目予約ができなかったら、一回目の接種が無駄になってしまう。二回目の予約は回線を増やしていますとのチラシを配っていたが、帰宅後電話をしたら、4回目の電話でやっと繋がった。

[全体として] 

以上は杉並区セシオン会場での経験だが、杉並区としても手探り状態の感あり。今後修正されていくとは思うが、早く接種をしようと思わないほうが正解ではないかという感想を持った。81歳の姉は6月30日の予約だと言っているが、送られてきた予診票や新型コロナワクチン予防接種についての説明書を見て、すごくわかりにくいと言っている。(以下81歳一人暮らし腰椎骨折の経験ありの姉の感想)

*特に<必ずお読み下さい>という説明書は「ファイザー社製」とあり、ものすごくわかりにくい。なかでも、予防接種を受けることができない人に関する説明はひどい。

「本ワクチンの成分に対し重度の過敏症(*2)の既往歴のある人。」この

既往歴とは<アナフィラキシーや、全身性の皮膚・粘膜症状、喘鳴、呼吸困難、頻脈、血圧低下等、アナフィラキシーを疑わせる複数の症状>という説明。80歳以上の高齢者の、しかも一人暮らしの何%が、これをすぐに理解できるのか。

!姉の言うには、こんなにめんどくさい説明書を読んだり、会場であれこれあったりすることを思うとワクチン接種しても感染しない保証はないのだから、接種はやめようかと思う!姉の予約日は6月30日。それまでに状況はどうなっているか。私も考え込んでしまう。

*さてさて、以上は知人から寄せられた話ですが、私(ブログ投稿者、プロテアナオコ)も考え込んでしまいます。私はインフルエンザのワクチンを大昔一回だけ接種したことがありますが、たしかかなりの熱が出て、金輪際、予防接種なんかしないぞと決意(なんて大袈裟ね)。でも、一度もインフルエアンザにかかったことはないんです。いわゆる風邪には一年中かかっているんですが。さあ、どうしたものかしらね。


2021年5月22日土曜日

115.自民議員の呆れた発言<「LGBT理解増進法案」審議の会合で>


 学生時代の仲良しとブログのおかげで旧交を温めることができました。先ほど、メールで素晴らしい画像が送られてきました。

食卓の芍薬ですって!こんな見事な芍薬を飾る食卓なんて、どんなご馳走が並んでいるのかな。

ところで、花は美しいけれど

  とにかく人の世がひどすぎる*

何から手をつけたらいいのかというくらい、手直ししなくてはいけない事柄が、はびこっている。

今日の毎日新聞、東京新聞(二紙とも宅配購読)、自民党の『オオウマシカスッテンコロリン』たちの、どうしようもない発言を大きく伝えている。記事の大きさの順に行くと

毎日の記事は写真入り。見出しは<自民議員LGBT差別><「種の保存に背く」/「道徳的に認められない」><撤回・謝罪求め署名5万人>写真についての説明は「LGBT理解増進法案」について審査する自民党の会合であいさつするLGBT特命委員会の稲田朋美委員長(中央)=東京都千代田区の自民党本部で20日」(記事と写真は藤沢美由紀記者) 

東京は「奥野斐」記者の署名記事。

見出しは<山谷発言「五輪憲章違反」><LGBT法連合会 抗議>

奥野斐記事とは別枠だが、<自民・簗元国交政務官 LGBT「種の保存背く」>の見出しで記事を載せた。

両紙の記事とも非常に大事な内容だと思う。ぜひ新聞を手にとってお読み下さい。


右の写真ようく見ないとわからないかもしれませんが、ミズヒキが咲きました。最盛期は秋なのに、なんだか早すぎる。

赤と白のポチポチが花なんです。下の黄緑が、葉です。



この写真も、もう見飽きたかもしれませんが、母の日のプレゼントとして5月5日に娘夫婦がプレゼントしてくれたもの。

今日5月22日(土)に最後の蕾が咲きました右下の一輪。今年のカサブランカの写真は、これでおしまい。

2021年5月21日金曜日

114.  5月21日毎日新聞朝刊記事4面(総合)斎藤幸平さんへのインタビュー

 <「人新生の『資本論』」斎藤幸平さんに聞くー前編ー>

見出しは、巨大ITに富集中 

「データ主権」取り戻せ 

 コロナで広がる格差

新聞から書写す <「新型コロナウイルス禍の中で、インターネトを使ったサービスへの依存がますます強まり、巨大IT企業への富の集中が加速しているように見える。私たちは格差の広がりにどう対処していくべきなのか。際限ない成長追求の弊害を説いた著書「人新生の『資本論』」(集英社)がベストセラーとなっている大阪市立大准教授、斎藤幸平さん(34)に話を聞いた。[聞き手・村尾哲]>

 私が深く頷いたのは、コロナで広がる格差について。(記者は◆斎藤さんは⚪️)

◆<コロナ禍では経済全体が大きく沈む一方で、ウーバーの他にも、グーグル、アマゾンといったGAFA(ガーファ)と呼ばれるPFが軒並み高収益を叩き出しています。>

⚪️<家にいる時間が長くなればなるほど、出前を注文したり、ネットショッピングをしたり、動画を見たりといった時間が増えるわけです。そうした中で米国では、IT企業の経営者のようなビリオネアと呼ばれる富裕層が資産を50%程度増やしている。日本でも同様で、富裕層は儲けたお金を株式などに投資して、マネーゲームで資産がどんどん増えて行く。「規模の経済」が働いていって、PFの大きなところはどんどん便利になって富を吸い上げていくわけです。他方でこつこつ働いている普通の人たちは、コロナ禍で苦しんでいます。店をたたんだり、失業したりして、劣悪な労働環境に流されていかざるを得ない人が増えている。そしてPFのもと、労働者はますますコストカットのための道具として使われる。例えばアマゾンは巣ごもり需要で大もうけしているけど、実際に倉庫で働く人たちは過酷な環境で働いている。ごく一部の人たちだけがもうかっている下で、多くの人たちが犠牲になっている。

◆<ただ、多くの人がPFのサービスによって利便性を享受しています。その点で私たちの生活は豊かになったと言えませんか?

⚪️<もちろん便利になりました。私自身も、グーグルやスマートフォンを使っているし、インターネットがない時代に戻れと言うつもりはさらさらない。でも、便利なサービスが、何の見返りもなく無料で提供される、そんな甘い話があるわけがない。当然彼らはそれでビジネスをしているわけです。それは、サービス利用者が何を検索したとか、何を「いいね」したとか、どういう写真をアップしたとか、そういうデータをどんどん吸い上げていくというものです。

 個人データは「21世紀の石油」と言われますが、まさにPFは利用者のデータを吸い上げて、私たちにわからない仕方でさまざまに分析したり加工したりして商品にしている。そういう意味で私たちは、いわばフェイスブックで遊んでいる間にフェイスブックのための「労働者」になっているわけです。

◆<サービスを利用しているつもりが、PFのためにデータ収集という「労働」をしていると。

⚪️<そうです。この働きに歯止めをかけずに「便利だね」と素朴に受け止めていると、私たちの24時間の生活のあらゆる行動を追跡され、データが分析されることになる。やがては、そのデータに基づいて私たちの感情とか欲望までがコントロールされ、行動を変容させられていく。そうなったらもう、ニセモノの欲望なのか本当の欲望なのか、自分でもわからなくなる。

 そんな世界になるのを防ぐには、自分のデータを渡す・渡さないを自分自身で決める「データ主権」を取り戻していく必要があると思います。公共的な目的に資するようなデータの使い方は許容する。一方で、何かの宣伝や、健康データを保険会社に売るような使い方に対しては拒否する。民主主義の鍵は、主権という概念にあるわけですから、時代に合わせアップデートしていく必要があります。=後編へ続く(写し間違いがあるかもしれませんがご容赦下さい)

2021年5月20日木曜日

113.5月20日(木)小雨の中の緑

ムラサキツユクサ。開花は5月2日。まだ蕾がたくさんあるのでしばらく楽しめる。ユズの花はは5月6日に投稿。今日見たら小さい緑色の実がたくさん。12月の冬至まで変化が楽しみ。千両の花芽もつきました。たった1本しかないテッポウユリにも蕾が。クレマチスの隣にある月桂樹の若葉が綺麗です。乾燥させた葉をカレーシチュウなどに使うといいみたいです。山椒の若芽を木の芽みそにするとか、ドクダミはお茶にするとか、いろいろ使い道があるようですが、私はもっぱら眺めるだけ。













2021年5月19日水曜日

112.國枝すみれさんの署名記事(毎日新聞)


ふたつの写真の共通点はなんでしょう?右は去年の暮れ、12月28日、お正月用の花束。左はその中の松と柳(?)の今年5月19日の姿。5ヶ月我が家の玄関で水だけで生きてきた松と柳の枝。松からは新芽がぐんぐん伸び、柳からは新しい葉が出てきた。いつまでもつのかな。


今日の本題は、毎日新聞記者の國枝すみれさんのこと。毎日新聞サイトによる彼女の履歴は

1991年入社。英字新聞毎日デイリーニューズ編集部、西部本社福岡総局で警察担当記者、ロサンゼルス支局、メキシコ支局、ニューヨーク特派員を経て、2019年10月から統合デジタル取材センター。05年、長崎への原爆投下後に現地入りした米国人記者が書いたルポを60年ぶりに発見して報道し、ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

彼女がロスやメキシコ勤務だっった頃から、國枝すみれの署名記事を愛読していた。素晴らしい女性記者がいるなと。履歴を見たら2019年から総合デジタル取材センターにいる。

 私には、毎日、朝日、沖縄タイムスからニュースレターが届けられる。毎日は購読しているから無料で読めるが朝日、沖縄タイムスは有料記事は読めない。でも、見出しは読めるから、主にどんな記事が載っているかはわかる。毎日からは、最近國枝すみれさんの署名記事二本がニュースレターで送られてきた。

反マスク、反ワクチン…取材して恐怖 陰謀論者の思考とは/前編(17日

フェイクを信じ、正しい情報に耳を塞ぐ 陰謀論者の思考とは/後編(18日)


2本とも恐怖を覚えるような内容です。トランプの蒔いた種はアメリカのみならず世界中に広がり、世界は、私なんかの思う千倍も万倍も恐ろしいことになっているように思います。
 国枝さんの記事の結語は次の通り。全く同感です! 
民主主義と人命が陰謀論と偽情報によって、危機にさらされている。陰謀論者の政府やメディアに対する不信感は簡単に払拭(ふっしょく)できそうもない。長い戦いになる。

毎日新聞購読者でないと全文は読めないかもしれないが、毎日新聞サイトにアクセスすれば概要は読めるのでは?必読論文だと思います。

2021年5月18日火曜日

 111.周りじゅうで取り壊しや新築や酷い騒音

世の中イラつくことが多い。 辺見庸さんの5月17日のブログベンヤミン・ネタニヤフは最悪の殺人者である。パレスチナは”暴力の応酬”ではない。一方的虐殺だ。とあった。全くその通りだと思う。大国の思惑で罪なき子どもたちが、世界中で訳も分からず命を落とす。

 きょうはうっとうしい天気で、その上、隣の空き地で新築工事が始まって杭打ちの音がすごい騒音となって襲ってくる。

仕方がないので庭の草木の成長を愛でる。5月14日に蕾だった紫陽花、きょうは開いた。5月5日に届いたゆり。最後の蕾三つのうちふたつが開き始めた。あと一つ残っている。



 

      



 

2021年5月17日月曜日

110.<サンデー毎日>5月30日号 

 * 私は毎日新聞、東京新聞、サンデー毎日を宅配してもらっている。週刊誌のほとんどは4〜500円出して買っても、「なんだ損した」」と思うような記事が多いというのが私の先入観だが、「サンデー毎日・5月30日号」は保存して良いと思う内容だ。

* 表紙にある広告は以下の通り。「怒りの30連発 コロナワクチン予約できず第4波若者直撃の恐怖高齢者医療費2倍に国産ワクチン普及は来年........「小池百合子五輪中止の現実味」「内紛スクープ!仁義なき善光寺」「エースか無能か 田村憲久厚労相」「追悼篠田桃紅 107歳の思考力」「岡本健一グラビア&インタビュー7P」 

* さらに連載が魅力的だ。「シリーズニッポンの出口⑥ 倉島篤郎のニュース最前線 寺島実郎日本総研会長が指し示す『戦後レジーム』からの真の脱却」「みずほ銀行システム障害の深層」「保坂正康『世代』の昭和史 変革を託された世代 ファシズム期の学生運動と全共闘運動」「高村薫サンデー時評 憲法に対する政治の不実 自由が強奪される危険性」

*コラムの中での私の一押しは「青木理 抵抗の拠点から」「高橋源一郎 これは、アレだな」「毎日新聞校閲センター 校閲至極」 さらに連載小説は、村山由佳と桐野夏生 などなど。

* さて、怒りの30連発を全部書き出しますね。①から順に㉚まで。

①<ワクチン予約の電話がつながらない!>大規模接種センター予約はネットのみ><デジタル難民はなくなるか><ワクチン配分に自治体格差><ワクチン接種のネックは開業医?><ネット弱者狙う『ワクチン詐欺』><接種が進めばPCR検査はもういらないのか><国産ワクチンが出回るのは来年?><病床数世界一なのになぜ医療崩壊するのか!><なぜ五輪開催にこだわるのか><日本の事情を気にしないIOCバッハ会長><「五輪中止を」ネット署名35万筆超!><「♯看護師の五輪派遣は困ります」><宝島社「タケヤリ広告」政府へ突きつける><不要不急の改憲急ぐ><75歳以上の医療費2倍化法案 高齢者の命が危ない!><熟議なきデジタル化><日米首脳会議も裏目><英国型変異株は若者が重症化しやすい><変異株は”1蜜”でも危ない><インド株はどう広まった?><内閣参与がコロナ「さざ波」><医師会会長もパーティー><協力金はもらえるのか!><映画館はなぜ閉めなければいけないのか><夏にかけて失業者がさらに増えそう><膨らむ一方の借金><ずるいゾ!首長だけ先にワクチン><安倍前首相が”再稼働”>㉚<国民は決起を!> 

これだけの内容で430円超お得だと思いますが如何でしょう?

<かなり気をつけて書いたのですが誤字脱字お気づきでしたらお知らせくださいませ。>

2021年5月16日日曜日

109.庭の新顔






     

  ムラサキシキブの新芽。去年の秋切ったのに新芽が出てきた。棕櫚も切り株から新芽が。ナンテンは年々大きくなって、今蕾がいっぱい。冬には赤い実になるでしょう。

108.先行き暗い世の中

* カジノを含む統合型リゾート(IR)事業への参入を巡る汚職事件で、衆院議員の秋元司(現在は自民党を離党)の裁判が行われているが、被告側は全面否定という。

*私は2020.1.8毎日新聞「みんなの広場」に秋元議員について投稿し、掲載された。

·    昨年(2019)2月25日、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業への参入を巡る汚職事件で、衆院議員の秋元司容疑者(自民党を離党)が収賄容疑で逮捕された。翌26日本紙には、秋元議員の逮捕前一問一答が載っていた。「あるわけないじゃん」「熱心じゃねえしさ」「あったり前じゃん。だって、もらってないものをもらったなんて言えるわけねえじゃん。んなもん」「はした金は、もらわねえよ」「俺、そんなに貧しくないけど」低劣、下品、あまりにひどい言葉遣い。国会では丁寧な発言をしているのかもしれないが、新聞記者に対するこの発言こそ彼の本質だろう。さらに数百万円という金額を「はした金」と言ってはばからない金銭感覚。その何百分の一の金さえなく寒い年末年始を迎えた国民がいることなど、つゆほども想像できないのだろう。こんな人物が本当に国会議員、副大臣なのか。桜を見る会の疑惑、大学入試改革を巡る混乱、続く大臣の辞任。一刻も早い内閣総辞職を願うばかりだ。

*この投書から1年半近く過ぎ、首相の首はすげ替えられたが、私の見るところ国会議員から地方議員、また中央官庁から市町村役所に至るまで、政治家や公務員の劣化はとどまるところを知らずという状況だ。(まともな人もいることは分かっていますが)

 国全体(公職にある人々から普通の国民に至るまで)で、無い知恵を絞りに絞ってでもなんとか明るい方向を見いださねばならない現在、あまりにも酷いことが多すぎる。まず、かの秋元議員だが、今年3月29日 上記秋元議員の初公判が開かれた秋元議員側は、「事件はフィクションだ」と初公判で捜査を批判した。

 さらに、防衛副大臣のトンデモ発言。中山泰秀防衛副大臣は12日、イスラエルとパレスチナの交戦に関し「私たちの心はイスラエルと共にある」と自身のツイッターに書き込んだ。「イスラエルにはテロリストから自国を守る権利がある」とも配信した。(日経新聞サイト)

同年代の友人からは日本も、世界も、各人民、人びとの底力は、もっと、ましな、政権を撰ぶ、ことが、出来るのに?と思います。いずれ、地崩れの、ように、少しずつ、良くなるために、発言、行動していくことは、必須。」 との便りが来ました。全くその通り。齢81になって、四苦八苦しながら(毎日のブログ投稿に数時間ついやすほどノロマなんですよ)それでも発言を続けているのは、やっぱり言い続けなければの気持ゆえ。
* 縦から見ても横から見ても斜めから見ても、どう考えても、7月のオリパラは無理ですよ。本当は去年だったわけですが、去年のオリンピック・パラリンピックだって、嘘の上に召致したのですよね。「アンダーコントロール」よくもこれほどの嘘を一国の総理大臣ともあろう者が、ぬけぬけと言い、世界中を騙してしまった、騙される方も悪いが.........それにしても、国民の大半も騙され、今になって汚染水問題や原発再稼働問題やそして何と言っても予想外のコロナ問題!
* まあ、嘘八百の政府は退陣。オリンピックパラリンピックは中止返上。すべての知恵と財力をコロナ制圧につぎ込んで、ごくごく普通の生活ができる国にしましょう。
 なんて書いている部屋で、つけっぱなしのテレビは、7日間で若返る化粧品、65歳の女性が40代にしか見えないという化粧品の広告に大騒ぎしている女性達。どうでもいいけど、若見えに大騒ぎしているうちに、ある朝目が覚めたら世の中はファシズム一色だったということにならないとも限らない。

2021年5月15日土曜日

107.伊勢崎賢治さん

* さっき投稿したブログ に早速親友からメールが。

<伊勢崎賢治さんのツイッターに以下のツイートがあります。

「イスラエルには国連憲章51条の個別的自衛権を主張する権利はありません。侵略者ですから。」>


ありがとうございます。

伊勢崎賢治さん、ウイキペディアによると、

伊勢崎 賢治(いせざき けんじ、1957年7月6日 - )は、平和学研究者。東京外国語大学総合国際学研究院(国際社会部門・国際研究系)教授、自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会呼びかけ人。


*古い庭の珍しい植物(50年以上前から、我が家の庭にあるもの)

イスの木、ヒョンの木などと呼ばれる。

葉っぱの虫こぶが特徴。






 





下の松は、このブログに度々登場していますが、植木屋さんによると錦松と言って、貴重なものとのこと。築51年の我が家の庭に、ヒョンの木とともに、夫の故郷からやってきた。もとは盆栽だったが夫亡き後、盆栽の育て方などわからない私が、庭に地植えにした。樹齢何年くらいになるのかな。詳しい人に聞いてみたい。

上4月19日の写真幹の部分         下5月15日 新芽が伸びてきた


                    



106.師岡カリーマさん素晴らしい!尊敬!

 東京新聞15日(土)特報部の「本音のコラム」師岡カリーマさん。

*いつも彼女のコラムには感服しているが、今日の

本音のコラム「そして流血の連鎖は続く」

は、いつもにも増してすごい!!!素晴らしい!以下全文引用。

十一日未明、電子版ニューヨーク・タイムズからスマホに速報が届く。「ガザ武装勢力がイスラエルにロケットを発射」死傷者はなかったが、報復としてイスラエル軍はガザを空襲、パレスチナ人死者20人以上、との速報は、来なかった。

 発端は、東エルサレムの緊張の高まりだった。パレスチナ住民の強制退去に抗議する人々とイスラエル警察が衝突、さらにユダヤ系極右住民の集団が「アラブ人に死を」などと叫び、パレスチナの若者が投石や放火で対抗。そして十日未明、礼拝者が集まる聖地のアルアクサ・モスクに治安部隊が突入し、催涙弾やゴム弾で三百人超が負傷。いわばこれに対する報復だった。

 対等な戦闘であるかのように報道されるが、占領者と被占領者の不均衡な暴力の応酬だ。フェイスブックなどのSNSは現地からパレスチナ人が投稿する動画などを検閲・ブロックしたと伝えられ、普段は概ねフェアな英国BBC放送まで「両者合わせて死者約三十人」と繰り返した。そのうちイスラエル側の死者は二人。妙な言い方だ。一方、NYタイムズからは例の速報から丸一日経って「イスラエルによる空襲でガザの死者二十六人、うち九人は子ども」との「速報」が。報道現場のプロと、何らかの親イスラエル圧力の、陰の攻防らしきものが透けて見えるようだ。(文筆家)

* 私は、常日頃、欧米の(BBC、CNN、ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、ZDFやフランス2など)放送局や新聞社の報道をできるだけ見聞きしているが、日本のメディアに比べて、欧米のメディアは信頼できる報道が多いと思ってきた。しかし、今日のカリーマさんのコラムを読んで、そんな思い込みは危険だと思った。考えてみれば、アメリカはワシントンポストや、ニューヨークタイムズの自国の政権への批判(例えば「大統領の陰謀」や「ペンタゴンペーパーズ」など)は、羨ましくなるほど素晴らしいが、イスラエル・パレスチナ問題に関しては、どこか腰が引けているように感じる。カリーマさんは「普段は概ねフェアな英国BBC放送」という言い方をしているが、どうしてそろってイスラエル贔屓なのか。

* それに対して、いつもは権力批判が生ぬるいと思っている日本の新聞だが、例えば5月12日の毎日新聞朝刊4面は、ガザ空爆26人死亡と大見出しで伝えているし、今日15日の東京新聞朝刊も4面(国際)で、「地上部隊もガザ攻撃」「イスラエル軍空爆600回超」の見出しで大きく伝えている。パレスチナ問題は、私のような日本の独居老人にとって、とてつもなく難しい問題だが、感情的には、イアスラエルよりもパレスチナに肩入れしたくなる。歴史的にも様々な問題が絡み合っていることはわかるが、どう見ても、アメリカという強力な後ろ盾のあるイスラエルが弱いものいじめをしているように映る。そんな単純なことじゃないと批判されるのは承知の上で言うのだが。

* ホモサピエンスは全地球を支配し自分が神になってしまったと「サピエンス全史」の著者は言うが、彼の言うように、この神は全くどうしようもなく危険な神なのだろうか。

2021年5月14日金曜日

105.山口香JOC理事へのインタビュー(5月12日東京新聞朝刊)

12日(木)の東京新聞朝刊6面はすっごくおかしかった。同じ新聞の同じ紙面に、こうも毛色の違う記事が載るなんて。

*左側3分の2にはJOC理事を務める山口香さんの、「開催意義、説明できない」という至極まっとうな、発言。その右側3分の1には、なんと、まだ居座っていたのかと思った「太郎の国際通信」。後味良くするために、バカバカしいほうから。

*太郎様のタイトルは「ニアミス『UFO』の正体は?」というもの。今現在、国際的に問題にしなければならないことは掃いて捨てるほどある。そんな中で、ジャーナリストという肩書きの太郎様は、こともあろうに『UFO』ですか。東京新聞読者の友人が「プロテアナオコさん頭から湯気出して、卒倒していないかしら」と心配の電話をしてくれたほど。いやまったくひどい話。最近の東京新聞社会面には、かの望月衣塑子記者の骨のある記事が多くなってよかったなと思っていたが、『UFO』とは?

*まっとうな話のほうは『五輪リスク』という随時掲載のインタビュー記事。顔写真あり。

山口香さんへのインタビュウ聞き手は吉光慶太記者。記者の言葉は、日本オリンピック委員会(JOC)の理事で、元柔道世界王者の山口香さん(56)が本紙のオンラインインタビューの応じ、コロナ禍での五輪開催について「意義や価値を説明していない」と指摘。反対が強い中ですれば「大会が負の遺産として残る可能性がある」と警鐘を鳴らした。記者の質問は次の通り。*現状をどい捉えるか *国際オリンピック委員会(IOC)が選手団にワクチンを無償提供する。*五輪は感動を共有できる価値がある、との声がある。*開催された場合、どういう意味を持つ大会になると思うか。

*記事全体を書き写すことはできないので、最後の質問への山口さんの答えを。

開催に突き進む意義や価値を国民に伝え、感じさせることができなければ、負の遺産として残る可能性がある。結果として感染拡大につながれば、アスリートや五輪への反発につながりかねない。五輪後のスポーツを考えたときに、開催がプラスなのかマイナスなのか良く考える必要がある。



2021年5月13日木曜日

104.今日も息抜き(黄色いカラー)

 *うっとうしい1日。世の中に吠えるのも疲れたので、お花の話。でも、一言だけ!イスラエルの暴挙!ガザ空爆!

* 亡夫の日記帳の2003年5月6日の記録。「黄色いカラーの鉢植えが届いた」とある。娘一家からの母の日の贈り物だった。その1年余り後に夫は他界。そんなこととは夢にも思わず、日記を書いていたんだと思うと、今でもひたすら悲しい。そのカラーの鉢植えを、花が終わった後、庭に地植えにしておいた。その後、夫の病状悪化そして他界、その後のさまざまな出来事に気を取られて、すっかり忘れていたカラー。

* 2017年6月27日、庭の隅に見慣れない葉を見つけた。よく見るとカラーの葉だった。14年も土の中にいてようやく芽を出したとは!花が咲くのかしらと思って毎日眺めていたら、なんと7月8日、黄色いカラーの花が!驚き喜び、写真を撮りまくった。


* それから毎年、5月半ばから6月にかけて芽を出し、6月末から7月にかけて花をさかせる。去年はなんと花が2輪ついた。植物の生命力には脱帽だ。

* 写真左は2017年6月27日、右は7月8日

                   


   去年2020年6月29日、夫の祥月命日に、なんと花が2輪咲いた

夫と私みたいに思って、
大喜びで写真を撮った。
まさか、その1ヶ月後 私が階段から転げ落ちて
大怪我をし、救急車騒ぎを起こすとは!

まさに、「一瞬先は闇」

40日間の入院の後、家に帰った時は、花の面影はなかったが、葉は元気だった。

そして今年、2021年5月10日、芽が伸びているのを見つけた。一月余り後花が咲いてくれるといいなと祈っている。もしかして今年は3輪咲くかしら?!







2021年5月12日水曜日

103.ちょっと息抜きします

 

左は5月5日にもらった花束の
7日の姿。

下は、今日5月12日の姿。

カサブランカが次々に開花。

ゴウジャスでしょ!



102.101の続きです。全面広告の言葉が素晴らしいので。

 「宝島社」偉い!2021年5月11日 朝日新聞が載せた全面広告の言葉

「ワクチンもない。クスリもない。

タケヤリで戰えというのか。

このままじゃ、政治に殺される。

私たちは騙されている。

この一年は、いったい何だったのか。

いつまで自粛をすればいいのか。

我慢大会は、もう終わりにして欲しい。

ごちゃごちゃ言い訳するな。

無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか。

今こそ、怒りの声をあげるべきだ。」

 

タケヤリで戰えこの旧字体になっていることに

意味がありますね。タケヤリで戰えに、解説を加えなくても分かるのは、世代でいうと何歳以上かしら?

それにしても意表をついたセンスのあるすばらいい広告。

101.朝日新聞に「宝島社」の全面広告、最高だね!!!

 2021年5月12日 朝日新聞朝刊に載った「宝島社の全面広告」今まで見た事もない素晴らしい広告だ!!!永久保存ですね!








2021年5月11日火曜日

100. 記念すべき100回投稿は、毒舌婆ちゃん復活か???

 💢一寸先は闇(プロテアナオコ)ばあちゃんが、花守りになってどうする!ドクダミの悪口言ってる場合かと、ブログ愛読者からお叱りのお言葉を頂戴し、まさしく世の中、末期的状態だと姿勢を改め、ほんらいの毒舌ばあちゃんに戻らなくてはと大いに反省。で、60年安保闘争時代、東京都の教員を目指して東京学芸大学生だったばあちゃんは、いわゆるノンポリ同級生にこんな皮肉を言われたのを思い出しました。「君は世の中について不平不満ばかり言い立てているけれど、でも、不平不満は革命の原動力なんだそうですね」 その彼は後年「校長先生」になりました。今、80歳を超えて、どこでどうしているかしら。「不平不満ばあちゃん」は、あれから60年後の今も世の中のあれこれに「不平不満」だらけ。いくらブログで毒舌吐いても、あんまり効果ないけれど、でも、あの世への旅立ちの時に、「言いたい事、言わねばならぬ事」を言いそびれた、と後悔の念を引きずりながら行きたくない。先に行った夫に「兎にも角にも言いたい事、言うべき事は言ってきたよ」と報告したいと思っています。

* いろいろあるけれど、やっぱり日々いちばん腹立たしいのは政治家と名のつく人々の言動。そして、そのひどい言動を追いきれない、批判しつくせないマスメディアの姿勢、中でも新聞の論調。朝日は今読んでいないからわからないけれど(時々無料のニュースメールが送られてくるが、「ここからは有料です」という事が多く、せいぜい見出しとリード部分しか読めない。しかしまあ、何を取り上げているかは、わかる。)沖縄タイムスも無料配信登録していて、今週最も読まれた記事の一覧表が配信される。東京、毎日は購読中。二紙だけでも、見比べると同じ出来事でも新聞社によって扱いが違うのがわかる。

* 今日5月11日の朝刊1面の見出しは、

毎日 <高齢者ワクチン本格化 各自治体7月末完了方針> <「奄美・沖縄」世界自然遺産へ> <経団連中西会長退任へ 後任に住友化学の十倉氏> 「余禄」は、ワクチンの特許問題を取り上げた。

東京 <高齢者接種本格化 予約・担い手 難航> <首相「1日100万回7月完了」自治体の態勢裏付けなく 可能な市区町村6割どまり> <横浜市またトラブル ネット予約25分で上限 電話つながらず> 「筆洗」は、住宅街にカラスが増えたようだという話。

* 社説はどうか

毎日 <10年で物価2%未満 頬かむりするのは無責任><参院の選挙制度改革 また先送りするするつもりか>

東京 <入管収容で死亡 許されぬ人権軽視だ><経団連会長交代 存在意義から問い直せ>

* 続いて2面の記事はと見ると、毎日と東京ではかなり違ってくる。両紙に共通するのは国会予算委員会での論戦の焦点になった東京オリパラ開催に関して。

毎日 <首相、五輪改めて意欲><感染爆発時 明確答弁避ける> 紙面の半分。

東京 <首相 五輪へ決意ばかり><「安心安全な大会」繰り返し><中止・延期言及タブー視か><開催条件 最後まで答えず> 紙面の3分の2。

2面の他の記事は、毎日はスコットランドの独立問題が紙面の半分近く。東京はマイナンバーカード問題とワクチン接種問題。

* 毎日は全国紙で東京は地方紙という違いもあるかもしれないが、新聞社のあり方が微妙に違うのがわかる。私たちは今、ものすごい情報の洪水に流されているいる状態。よほど自分の信念を強固に持たないと、何が何だか分からなくなってしまいそうだ。私は少なくとも、政権に対しては常に眉に唾をつけてみていたい。また、オリンピックは今年はもちろん中止。その上で、オリンピックそのものを考え直す時期に来ていると思っている。