*かねて、「一寸先は闇」は、東京新聞が木村太郎を「太郎の国際通信」として、紙面の6分の1を占める大きな場所を提供する好待遇なのを批判してきた。最近は読むのも腹立たしいと思って、タイトルだけで読み飛ばしてきたが、きょうは親友からメールが来たので読んでみた。
親友のメールは 「 イスラエル様々な木村おやじ。まったく東京新聞も何考えてるんだろう?UFOの時も酷いけど、今日(5月26日)のはイスラエルですからね「わたしたちの心はイスラエルと共にある」と言った中山防衛副大臣と同じだ 」
プロテアナオコも言いたい!東京新聞はなぜかくも木村太郎を優遇するのか。よほど彼に大きな借りでもあるのか。このまえは「UFO」、今度はイスラエル。トランプ退陣により、トランプよいしょがなくなってやれやれと思ったら、これだからね。彼は、イスラエルの「エルサレム・ポスト」と米国の保守系ニュースサイト「ワシントン・フリービーコン」の記事を援用している。この援用も偏っていないか。世界中で様々なメディアや個人がイスラエルの暴挙を非難しているが、彼の記事では、ハマスは爆撃してもいいのだと言わんばかりだ。
作家の辺見庸さんがご自分のサイトの5月17日の記事に
ベンヤミン・ネタニヤフは最悪の殺人者である。イスラエルと
パレスチナは〝暴力の応酬〟ではない。一方的虐殺だ。
と書いた。全くその通りだと思う。
* 東京新聞は、たぶん原稿料を支払って木村太郎に「書いていただく」のだろうから、木村意見は東京新聞も納得しているのだろう。もしそうなら、ガックリだ。
東京新聞は、ジェンダー問題での頑張りや、「本音のコラム」を含めての「こちら特報部」の奮闘や、佐藤正明さんの政治漫画や、東京新聞 社会部「子どものあした」取材班のユニークな取り組みなどなど、素晴らしい記事も多いのに、木村太郎を優遇するとは、大きなマイナスだ。
<今日買った本>
白井聡「主権者のいない国」 講談社
2021年3月25日第一刷発行2021年4月12日第二刷発行1700円(税別)
辺見庸「コロナ時代のパンセ」 毎日新聞出版
2021年4月10日印刷2021年4月25日発行1800円(税別)