2022年8月16日火曜日

NO.649〜2022年8月16日(火)〜東京社説、赤旗主張ほか〜

🌻 77年前の8月15日に関して、たくさんの様々な新聞記事を読み、関連のテレビニュースも見た。しかし、77年前に日本人は「終戦」を知ったのだが、その戦争とは日本が『大東亜共栄圏』を掲げてアジア諸国に踏み込んで、アジア諸国民に、多大なる被害を及ぼした戦争であった。終戦の報は、それを知って泣く日本人とは対照的に、大喜びした諸国民がいたし、日本人の中にも私の兄のように、これで戦争に駆り出されることがなくなったと喜んだ青年たちもいたのだ。

 昨日も書いたように、アジア・太平洋戦争を語るときは、被害だけでなく加害も書かねばならない。それについてきちんとした主張が見られなかったと、不満に思っていたが、今日16日の東京新聞社説、赤旗の主張にはきちんと述べてあったのでホッとした。



さらに、赤旗には、主張と同じ2面に見過ごせない記事が載っていた。

3枚目の写真だが、「アジア加害言及なし」の隣に「日本会議などが集会」の見出しの記事が載っている。その見出しの隣には小見出しで「改憲発議へ邁進」と声明とある。

これは聞き捨てならないと思って記事を読んだ。

<改憲・右翼団体「日本会議」と「英霊にこたえる会」は15日、オンラインで「戦没者追悼国民集会」を開き、先の参院選で改憲勢力が3分の2以上になったことを受け、「一刻も早い改憲発議を実現すべく国民運動に邁進(まいしん)する」との集会声明を採択しました。日本会議の田久保忠衛会長は、台湾有事の可能性に触れ、「米中が真っ向から対峙(たいじ)すれば日本は沈んでしまう」と危機感を強調。英霊にこたえる会の寺島泰三会長は「参院選で改憲に関する国民の意思が明確になった。今こそ占領軍によって押し付けられた憲法を改正すべき絶好の機会である。」と訴えました。ゲスト参加した自民党の山谷えり子参院議員は、ロシア、中国、北朝鮮の脅威をあげ、「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して」という憲法前文が「いかに空疎なものであるか」と主張。憲法改定と皇位の男系による安定継承のための法整備、サイバー・宇宙領域など新たな防衛力強化の必要性を訴えました。また、霊感商法や多額の寄付で多くの社会問題を引き起こしてきた統一協会(世界平和統一家庭連合)と自民党との関係について言及。「認識の甘さを反省し、被害者実態など霊感商法に対しての検討会も立ち上げる」「関係を見直しながら国民の信頼をいただく」と述べました。(以下略)   この日本会議の集会内容については、事実の報道だけでなく、しかるべき人が、きちんと批判してほしい。日本国憲法の前文を空疎なものだと言ってはばからない国会議員は、国会議員の資格なし。ナオコばーちゃんは怒り心頭だ!許せない!