2022年8月24日水曜日

NO.661〜2022年8月24日(水)8月24日の東京新聞「こち特」去年と今年

😓 きのうはお休みしました 😓

🌻 1年前の世の中はどうだったかな、と思って、去年の8月24日の「一寸先は闇」を再掲。

 2021年8月24日火曜日

NO.238今日、8月24日の東京新聞「こちら特報部」どれもオススメ

 😡(このマークは、怒っていない場合も、「プロテアナオコ』ばーちゃんの印として使います)今日の東京新聞「こちら特報部」は、いつもにも増して読み応えあり。見出しだけ拾います

メイン記事 

国連報告「人間が原因で温暖化

人類は地球で生き残れるのか

ヒートドーム現象」地中海沿岸でも猛威

北米熱波50度超「ドライヤーの中のよう

「極端な気象」脅威明日

暮らし 農漁業 工業生産 全てに影響

パリ協定そろわない足踏み「まず自国目標へ政策遂行を」

デスクメモ 「この記事の編集作業をしている最中も、米国で発生した洪水のニュースがテレビで流れていた。人間の長年の活動により変わってしまった地球の環境を元に戻していくのは簡単ではないだろう。それでも、政府や産業界だけでなく、一人一人がわが事として考え続けていくしかない(千)2021・8・24

ニュースの追跡

晩年3・11や福島原発事故の連作挑む 慰安婦や朝鮮人炭鉱労働者...作品に鎮魂の思

話題の発掘辺野古・高江リポート 米軍の揚陸艇が轟音  

本音のコラム カジノ政治の終焉 鎌田慧  

 〜 以上が去年の8月24日の「こちら特報部」〜 

🌻去年の8月24日の「一寸先は闇」は、東京新聞「こちら特報部」を取り上げた。1年後の今年、「こち特」は、どんな記事を載せたか。見出しを見るだけでも、1年間で世の中ずいぶん変わりますね!一年後に安倍晋三のの国葬問題やウクライナ戦争や統一教会問題などが起きるとは、誰も予想だにしなかったんですよね。まさに「一寸先は闇」ですね。

🌻さて、今年、2022年8月24日の「こちら特報部」は、「宇宙ごみ落下」「島原原発への不正入構」など原発警備の問題点を扱っている。本音のコラムは、斎藤美奈子さん、「真夏のホラー」これは🌻の感想だが、大変面白いので、全文書き写します。


「真夏のホラー」
 その夏は暑かった。気温は35度を越し、熱射病で倒れる人が続出した。厄災はまだあった。この国では二年半前から疫病が流行し、死者は三万人を超えていた。
 そんな中で事件は起きた。絶大な権力を誇った元首相が殺害されたのである。背景を探るうちこの国の政権党と闇のカルト集団との蜜月関係が明るみに出はじめた。
 人心が離れることを恐れた今の首相は慌てて内閣改造に乗り出した。闇の集団との関係が取り沙汰された七人の大臣が追放された。しかし焼け石に水だった。一新されたはずの内閣の中にも闇の集団と関わりのある人物が八人いた。
 闇の集団はまるでシロアリのように政権党の中枢まで蝕んでおり、駆除するには党を解体するしかないレベルに達していた。闇の集団との関係を追求された政治家は「シロアリだとは知らなかった」「アリだと思っていた」と釈明した。シロアリ駆除をする気があるのかないのか、首相は「われ関せず」だった。
 そんな折、別の事件が表面化した。国の威信をかけて一年前に開催された祭典での不正が発覚、幹部が逮捕されたのである。この幹部が前に属していたのは国の広告を司る利権集団で、やはり政権党とのただならぬ関係が噂されていた。
 もはや呪われた政権だった。夏は終わる。秋には元首相の国葬が控えている。
              2022.8.24             (文芸評論家)