2021年9月24日金曜日

NO.280 東京新聞記者 奥野斐さん署名記事

* 新聞記事に、その記事を書いた記者の署名があるのはとてもいい。実際に会ったことはなくても、ああ、あの記者はこんな記事も書くのか、この頃よく書いているねなどと、旧知の人のように感じる。まして、実際に会ったことがある場合は、身内のような気がして、がんばっているねと、応援したくなったりもする。

  2017年12月22日、東京新聞朝刊 山手(地域の情報)に、私の昔の教育実践が紹介されたのだが、その記事を書いたのが「奥野斐」さんだった。それ以来、新聞紙上で彼女の名前を見つけると、他の記事以上に丁寧に読む。名前が見つけられないときは、病気かな、それともなど、心配になったりする。

 今日は、朝刊夕刊と2回も奥野さんの署名記事が載っていて嬉しくなった。

* 朝刊の記事は17面「山手(地域の情報)」の記事。見出しは<保育園選びのコツ伝授><専門家が「保活」本 出版><子どもへの関わり方、姿勢見て」>。奥野さんのリード部分は以下のとおり。

 来春の保育園入園申し込みが始まった自治体もある中、保育行政や現場を長年、見てきた「保育園を考える親の会」(豊島区)代表の普光院亜紀(ふこういんあき)さんが今月、園選びのポイントをまとめた本を出版した。待機児童対策で施設が増えた一方、保育の「質」の差は顕著に。普光院さんは「見た目のきれいさや習い事の有無で判断せず、保育者の子どもへの関わり方や姿勢を見る視点を伝えたい」と話す。(奥野斐)

* 夕刊の記事は6面、見出しはLGBTに向き合って><本紙「本音のコラム」北丸さん新著><米の運動史から日本の課題問う>

奥野さんのリード部分は以下のとおり。

 LGBTなど性的少数者を巡る米国の歴史をひもとき、日本での言説や課題を問う本を、本紙「本音のコラム」を連載中のジャーナリスト北丸雄二さんが執筆した。東京五輪・パラリンピックでは「多様性と調和」が掲げられた一方、国内ではLGBTに関する基本法すら整備されていない。北丸さんは「マイノリティーの問題はマジョリティー(多数派)の問題だと気づき、向き合わないと根本的に変わらない」と指摘する。(奥野斐)