2021年9月25日土曜日

NO.281 都立高校の男女別定員廃止へ

 *昨日に続いて、今日25日東京新聞1面トップ記事は奥野斐さん!





















*毎日新聞も今日の朝刊で、この問題を取り上げているが(24面)

1面トップ記事と、24面とでは、この問題への新聞社の考え方が違う。

見出しも合格点男女差是正拡大 都立高入試来春から全校に

というもので、東京の見出しの方がインパクトがある。見出しのみならず、記事の内容も方向性が違う。私の写真がパッとしないので、読みにくいと思いますが、東京の記事は、説得力がある。

ところで、毎日の記事の中に、<元都立高校教員の杉浦孝雄さん(71)は、廃止には慎重な見方を示す。「緩和策の拡大にとどめるべきではないか」。全国の公立高校のうち旧制中学や高等女学校を前身とする学校の中には、共学の看板を掲げていても、実態は男子校・女子校になっているケースがある。「男女別定員には、こうした形ばかりの共学化を排する意味があり、都教委は実質的な男女共学を担保する重要性を忘れないでほしい」と訴える。>とある。

 この訴えには正直驚いた。旧制中学だの高等女学校だのは1947年4月1日施行の学校教育法で消滅したはず。未だにそんな過去の亡霊に縛られているとは!男女別定員制が、実質的な男女共学を担保するって?それは、考える方向が違うでしょ。それに性別を明記させるのだって、今後は問題になると思う。82歳のばーちゃんでさえ、そう思うのに、これから高校生になろうとする若者に、旧制云々などの意識を植え付けることはない。これだから、同じ第二次大戦敗戦国なのに、EUのリーダーたるメルケル首相を生んだドイツと比べて、日本は、いまだに女性首相も出ないし、現在自民党総裁を争っている二人の女性のどちらも、我が国初の女性首相にふさわしとは100%思えませんね!