2021年4月3日土曜日

51.ちょっと一休み

 *毎日、ほとんど一日中と言っていいくらい新聞やテレビや、ネットなどなどの情報に触れては、腹をたてることが多い日々。私みたいな白髪の80過ぎばーちゃんにだってわかることなのに、なんでなの!というようなこと。昨日書いた、やまゆり園での聖火の採火にしたって、遺族の方々に連絡もせずに決めてしまうとか、口先ばかりで何一つ本気で取り組もうとしないとか、あいかわらず仲間内で宴会するとか、アメリカバイデン政権が最初に会う外国首脳は日本の首相だとか、聖火がどこを通ったとか、女人禁制の船がどうたらこうたらとか、もっと国民に知らせなければならない大事なことがあるだろうに!

*そんな日常で、ほんのひとときでも気持ちが休まるのは、やっぱり植物との対話です。今日は、写真の多分「ホウチャクソウ」(だと思うと話しました。忘れていたのに庭に置いたレンガの陰から芽を出して、ちゃんと花を咲かせていた。「ほんとにえらいねえ!」と褒めました。もう一つは、これもヒトリシズカ」ほど待ちわびていなかったのに、ちゃんと咲いていた「シロバナタツナミソウ」。「ああ、君もいたのね。気がつかなくてごめんね!」とパチリ。浮世絵にある波頭の形に花が連なって咲く。いっぱんに「タツナミソウ」と言えば青紫が多いらしく、白いものはわざわざ「シロバナタツナミソウ」という。というわけで、今日は、怒りは沈めて二つの山野草を愛でました。

*子どもの頃、田舎育ちだったので、山野草など珍しくもなかったけれど、東京杉並に住み、小さな庭に所狭しと様々な草木を植えて愛でていた夫の影響で、今では名前もずいぶん覚えてかわいがっている。「僕がいなくなったら、庭はどうなるかな」なんて言っていた夫も、妻の変身ぶりを喜んでいるんじゃないかな?

ホウチャクソウ

シロバナタツナミソウ