2021年4月7日水曜日

54.東京新聞は、なぜ木村太郎を優遇するのか

 * 東京新聞については、このブログを始めてから再三書いてきた。

<私は長年、毎日新聞と東京新聞を年間予約で購読してきた。が、最近東京新聞に毎週火曜日、木村太郎の「太郎の国際通信」というコラムが登場し、国際通信とは名ばかりのアメリカ前大統領トランプよいしょの記事ばかり。金を払ってまで木村太郎のご高説を拝読することはないので東京新聞は、やめようと思ったが、それでも「こちら特報部」や、その他にも読み応えのある記事が載ることもり、木村太郎のつまらないコラムのために素晴らしい記事を犠牲にするのもどうかなと悩んでいた
が、今日2月20日朝刊にすばらしい記事が載ったので、短気を起こさずに東京新聞の購読を続けることにした。師岡カリーマさんの「本音のコラム」と経済思想家斎藤幸平さんへのインタビュー記事「あの人に迫る」。(2月20日投稿記事から引用)
*ところが、昨日4月6日(火)恒例の「太郎の国際通信が紙面から消えた。
おお何たる喜び!4月最初の火曜日に消えたということは、ついに木村太郎とおさらばしたのか。
*息切れ休みからも回復した今日4月7日(水)の朝私は悪夢を見せられた!東京新聞朝刊6面<選択的夫婦別姓今「賛成」>という大見出しの記事(私が個人的に知っていて、尊敬している奥野斐記者の署名記事)の右隣に、2度と見たくなかった<太郎の国際通信>が載っているではないか。
曜日を変え、しかも3月までの2倍強の紙面を潰して!これを悪夢と言わずしてなんと言おうか。

*4月1日のブログで雑誌「選択」記事の紹介をし<東京新聞はこの春から編集路線も転換する方針。これまでの独特なリベラル路線を弱めて、高齢者層を対象にした新たな紙面を設けるという。>という記事を書いた。リベラル記事路線を弱めるなどということがあるはずがないと思っていたが、もしかして、その結果が右翼ジャーナリスト、トランプヨイショのコラムを書き続けた木村太郎をますます優遇するということだったのか。それにしても、なぜ木村太郎を切れないのだろうか。

*あえて言う。どんな理由があるにせよ、東京新聞にとって、木村太郎のコラムを載せることは、貴紙の品位を損なう。望月記者や奥野記者の奮闘を帳消しにしかねない。1日も早く木村太郎のコラムが紙面から消えることを願う。