2021年7月24日土曜日

NO.199 7月24日の新聞から〜2〜

* 毎日、東京の社説 * 

 まず毎日だが、5面の社説とは別に、1面左側に大きく、主筆 前田浩智の署名入り記事を載せた。タイトルは「異形の祭典」を心に刻む。最近はずっと毎日を購読しているが、1面にこんなに大きく主筆の論考が載ったのは記憶にない。私の記憶違いかもしれないが、毎日新聞社の今回のオリンピックについての姿勢がうかがえる。長文なので全文書き写しはできません。最初の2段落と、最後の3段落のみ書き写します。ぜひ新聞を手にとってお読みくださることをお勧めします。

最初は、

<国立競技場のスタンドは笑顔、歓声で埋め尽くされるはずだった。五輪は観客も主役である。逆風の下、関わるべき存在を欠き、世界が複雑な表情を浮かべる「異形」の東京オリンピックが開幕した。

 原因を新型コロナウイルスの感染拡大のせいばかりにするのは誤りだろう。コロナは内在している問題を可視化する。そこに目を凝らす必要がある。>

最後は、            

< 大切なことは、感動とさまざまな問題を分け、「喉元過ぎれば」で終わらせないことだ。

  五輪開催をこれほどまでに悩み、意味を考えた国民は過去にどれほどいただろう。一人一人の気づきを大事にしたい。

  世界では紛争、格差などの問題が悪化している。数々の不祥事は人権などに関する日本の意識の遅れを実感させた。

  気づきをテコに大会を検証し、五輪の意義を問い直したい。本番はここからである。

社説のタイトルは

 コロナ禍の東京五輪    大会の意義問い直す場に


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 「民」はどこへ行った     五輪開幕に考える