2021年7月6日火曜日

173.サンデー毎日7月18日号、7月6日発売

サンデー毎日7月18日号102ページ>

  (以下、サンデー毎日書き写し。文字色はプロテアナオコによる)

スクープ JR東海を提訴へー外環道陥没事故の余波 

     田園調布住民

 「リニア差し止めて」

 昨年10月の東京・調布の道路陥没に驚いた人は多いだろう。原因は大深度地下でのトンネル工事とされる。そして、リニア中央新幹線で同様の工事が、高級住宅街の東京・田園調布の地下でも行われるというのだ。「二の舞」を恐れる住民たちは司法に打って出る。(ここまでは、リード部分です。本文は是非、今日7月6日発売のサンデー毎日7月18日号でお読みください。)

* 私は、そもそも、リニア中央新幹線には、大反対だ!今から48年前、1973年の「交通安全年間スローガンの内閣総理大臣賞受賞作」という、「せまい日本 そんなに急いで どこへ行く」を、ことあるたびに思い出し、全くその通りだなあと思い、リニア新幹線の必要性など全くなし!と思ってきた。そしてまだ、その計画が進行していることに強い怒りを覚える。

 次々に起きる大きな問題の陰で、リニア新幹線問題が話題に上っていなかったが、今日発売の「サンデー毎日」7月18日号を読んで、再び怒りの炎が燃え上がった!多数の国民の反対をよそに、何が何でもオリンピックという構図と何が何でもリニア新幹線をという構図は、誰かの金儲けのためという根っこが同じだ。それにしても、その金儲けをしたい誰かさんたちは、儲けた金をどうしようというのか。

 いつも思うのは、食う寝るところに住むところがあり、三度の飯を腹一杯食べることができて日々暮らせたら、それ以上の何を望むのだろうか。30歳前の若い官僚が国民の血税を詐取して、タワマンに住み外車を乗り回し高級時計を腕にはめ、それがどうだというのだ!そんなことに幸せを感じるとしたら、あまりにも貧しい精神じゃないか。まさに劣化したホモサピエンスの象徴だ!情けなさに涙も出ないね。

 サンデー毎日の記事の結びの言葉は

「リニア計画の大深度区間は約50キロで外環道の3倍強ある。これだけ長い区間の工事で、果たして振動も陥没もゼロで済むのか。それを食い止める裁判となるのか。行方を注視したい。」

 筆者はジャーナリスト「樫田秀樹」かしだ・ひでき 1959年、北海道生まれ。89年より国内外の環境問題や社会問題を取材。2015年、『悪夢の超特急”リニア中央新幹線』(旬報社)で日本ジャーナリスト会議賞を受賞。近著に『リニア新幹線が不可能な7つの理由』(岩波書店)など。